青梅は、実が未熟なうちに収穫されるため、硬い食感が特徴的な梅です。加工してもキレイにかたちが残りやすく、梅酒や梅シロップ、コンポートに加工するのがおすすめです。
砂糖と煮詰めることで美味しくなりますが、煮詰めすぎると皮がめくれてしまうため注意しましょう。また、美味しく食べるためには、じっくりと寝かせるのがポイントです。
今回は、青梅のコンポートのつくり方をご紹介します。保存方法や注意点、おすすめアレンジなどが知りたい方は必見です!
青梅の魅力について
青梅は、完熟梅よりも早い5月下旬から6月中旬に収穫されます。完熟梅に比べて爽やかな酸味が特徴的で、さっぱりとした梅の香りを楽しみたい方におすすめです。
また、カリッと硬めの食感が楽しめ、加工してもしっかりとキレイなかたちが残ります。そのため、梅酒や梅シロップの加工に向いている梅です。
青梅が持つ健康効果
青梅に含まれる代表的な栄養素は、以下のとおりです。
青梅(可食部100g当たり) | |
カリウム | 240㎎ |
鉄 | 0.6㎎ |
ビタミンE | 3.3㎎ |
ビタミンC | 6㎎ |
食物繊維 | 2.5g |
リンゴと比較してもカリウムは2倍、鉄は6倍ビタミンEは33倍含まれているとされており、栄養価の高い果実であることが分かります。
また、青梅には酸味成分であるクエン酸が多く含まれているのも特徴の1つです。上記の栄養成分が豊富に含まれた青梅を食べることで、さまざまな健康効果が得られます。
青梅を食べて得られる嬉しい健康効果は、以下のとおりです。
- 疲れにくいからだづくりをサポートしてくれる
- 免疫力を高めて風邪を予防してくれる
- むくみを予防して美肌に導いてくれる
疲れにくいからだづくりをサポートしてくれる
青梅に含まれるクエン酸は、糖質の働きを活性化させるからだに大切な成分の1つです。代謝を促す効果が期待できるため、疲労回復に欠かせない成分といえるでしょう。
クエン酸は、青梅の主要な酸味成分としても知られています。
免疫力を高めて風邪を予防してくれる
青梅に含まれるビタミンCは、免疫力を高める効果が期待できます。そのため、風邪になりにくいからだづくりを支えてくれる、わたしたちのからだに必要な栄養成分です。
ビタミンCはそのほかにも、脳を落ち着かせるために欠かせない脳内物質の生成や、ホルモン合成などにも関与します。
むくみを予防して美肌に導いてくれる
青梅に多く含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを体外へ排出する働きを持っています。ナトリウムを多く摂取するとむくみの原因となるため、カリウムの効果でむくみ予防が期待できます。
コラーゲンの生成やメラニン生成を抑制する効果をもつビタミンCとの効果で、むくみのない美肌づくりをサポートしてもらえるのも嬉しいポイントです。
そのほかにも、梅に含まれるペクチンの効果で便秘解消が期待できたり血糖値の急激な上昇を予防できたりなど、青梅はさまざまな効果が期待できる食品です。
青梅コンポートの作り方
梅のかたちをキレイに残したコンポートをつくりたい方は、青梅でつくるのがおすすめです。ここでは、青梅でつくるコンポートに必要な材料や手順をご紹介します。
必要な材料
青梅コンポートづくりに必要な材料は、以下のとおりです。
- 青梅 1kg
- 砂糖 600g
- 水 600ml
- 竹串
- 楊枝
- ボウル
- 鍋
- 保存容器
甘さは砂糖の量で調節しましょう。
青梅コンポートを作る手順
青梅コンポートをつくる際の主な手順は、以下のとおりです。
- 保存容器を消毒しておく
- 梅を洗う
- 鍋で煮詰める
- よく冷まし寝かせる
- できあがり
はじめに、コンポートを保存するための容器を消毒しておきましょう。煮沸消毒やアルコール消毒がおすすめです。
梅の表面に付着した汚れは流水でしっかりと洗い流します。ヘタつきの梅は、竹串などでヘタを取り除き、すき間に入った汚れもしっかりと洗うのがポイントです。
つぎに、梅のアク抜きをします。梅の表面に楊枝などで穴をあけ、ボウルに入れ2時間ほど水に浸しましょう。
アク抜き後は、布巾などで梅の水気を拭き取ります。仕上がりをよくするためにも、しっかりと表面に付着した水分を拭き取るのが大切です。
水気が拭き取れたら、鍋に砂糖と水を入れ煮溶かし、梅を入れましょう。蓋をして弱火で10~20分ほど煮たら、火を止めます。
粗熱が取れたら、保存容器に移して完成です。
青梅コンポートを作る際の注意点
青梅コンポートを作る際の注意点は、以下のとおりです。
- 青梅に穴を空けてから火にかける
- 煮詰めるときは沸騰させない
- 酸味やえぐみは寝かせて取る
注意点を把握しておけば、トラブルにもすぐに対処できるでしょう。それぞれの注意点について解説します。
青梅に穴を空けてから火にかける
青梅は、火にかける前に竹串や楊枝で穴をあけておきましょう。
青梅に穴をあけるのは煮崩れを防止するためです。梅1つに対して20ヶ所ほどまんべんなく穴をあけます。
見た目をよくするためにも、穴はできるだけ小さくあけるのがおすすめです。竹串を使う場合は、先端を細く削ってから使いましょう。
煮詰めるときは沸騰させない
梅を煮詰める際は、沸騰させないよう注意しましょう。
梅の皮は柔らかく、煮詰めることでさらに実が崩れやすくなります。沸騰させてしまうと、お湯の勢いで梅同士がぶつかり、皮が破れてしまいます。
皮が破れると、実の果肉が崩れシロップが濁る原因に。きれいな実のかたちを残すためにも、梅は優しく扱い沸騰させないよう心がけましょう。
酸味やえぐみは寝かせて取る
梅の酸味やえぐみを無くして美味しいコンポートをつくるには、十分に寝かせる時間を確保するのが重要なポイントです。
梅のコンポートは煮詰めてからすぐに食べると、酸味やえぐみが強く美味しく感じられません。この酸味やえぐみは、寝かせることで時間の経過とともに消えていきます。
ちなみに、酸味は1週間しても残っているともいわれています。砂糖で煮詰めたからと早まらず、じっくりと寝かせてからコンポートを味わいましょう。
青梅コンポートの保存方法
できあがったコンポートは、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。
煮詰めたコンポートは、1週間以上冷蔵庫で寝かせることで酸味やえぐみがとれ美味しく食べられます。火を通したからと常温で保存すると、カビを発生させる原因になりかねません。
手づくりの青梅コンポートは、湿気のない涼しい場所での保管を心がけ、なるべく冷蔵庫に入れておきましょう。
青梅コンポートのおすすめアレンジ
青梅でつくったコンポートは、そのまま食べても美味しいですが、アレンジを加えて楽しむのもおすすめです。ここでは、おすすめのアレンジ方法をご紹介します。
簡単なアレンジばかりなので、初めての方でも安心です。ぜひ、参考にしてみてください。
デザートとして堪能する
爽やかな酸味とほのかな甘味をデザートで堪能しましょう。
アイスやヨーグルトに梅の果肉を添えてシロップを上からかければ、絶品デザートの完成です。ワッフルやホットケーキに、ホイップクリームとともにトッピングしてもオシャレに仕上がります。
また、クラッカーにクリームチーズとコンポートを一緒に添えれば、お酒のお供としても楽しめます。
料理として活用する
青梅コンポートは、デザートだけでなく料理にも活用できるのが嬉しいポイントです。
たとえば、サラダのドレッシングにコンポートの果肉とシロップを混ぜれば、梅の酸味が漂う爽やかな風味になります。メイン料理のアクセントとしてソースに加えるのもおすすめです。
美味しくて青梅ならプラムレディがおすすめ
青梅は、産地や製法によって風味が異なりますが、より美味しい青梅を手に入れたいとお考えの方には、プラムレディの青梅がおすすめです。おすすめポイントは、以下のとおりです。
- 最高品質と名高い南高梅を使用
- 手作業で選別される
- 食べごたえのある果肉が楽しめる
プラムレディで取り扱う青梅は、梅の収穫量全国1位である和歌山県で収穫された梅。みなべ町で採れた南高梅を手作業で1つ1つ厳選し、産地直送でお届けします。
プラムレディの青梅は、その食べごたえが人気の秘訣です。種は小さく果肉がたっぷりと詰まった最高品質とよばれる南高梅を1口食べれば、芳醇な梅の香りが口いっぱいに広がります。
また、お好みのサイズや量を選べるため、ご自宅用はもちろんシェアして楽しめるのも魅力的なポイントです。梅のさまざまな商品の販売もしており、ギフトで喜ばれる個包装の梅干しなども取り扱っています。
梅の香り豊かな青梅を使ってコンポートをつくってみてはいかがでしょうか?
青梅でコンポートをつくって爽やかな梅の香りを楽しみましょう
実が未熟なうちに収穫される青梅は、硬い食感が特徴的です。加工してもキレイにかたちが残りやすいため、梅酒や梅シロップ、コンポートに加工するのが適しています。
青梅は、煮詰めすぎると皮がめくれてしまうため注意しましょう。美味しく食べるためには、じっくりと寝かせることも大切なポイントです。
香り豊かな美味しい青梅でコンポートをつくりたいとお考えの方には、プラムレディの青梅がおすすめです。梅の産地として有名な和歌山のみなべ町で採れた南高梅は、肉厚な果肉と芳醇な香りが楽しめます。
じっくりと煮込んだ青梅コンポートでアレンジを楽しみながら梅の香りを堪能しましょう!