青梅は、完熟梅よりも早く収穫されすっきりとした酸味が楽しめる梅です。爽やかな酸味を活かして梅酒や梅ゼリーなどさまざまなアレンジができます。
今回は、青梅でつくるおすすめの7つのレシピをご紹介します。カリカリの歯ごたえで美味しく食べる方法など知りたい方は、ぜひ参考にしてください!
青梅のレシピを作る前の下準備
青梅をアレンジする前には下準備が必要です。下準備をしっかり済ませておけば雑菌の繁殖を防げ、美味しく仕上げることができます。
青梅のレシピをつくる前に欠かせない下準備は、主に以下の手順で進めます。
- 水洗い
- ヘタの除去
- アク抜き
- 水分の拭き取り
それぞれの工程について詳しく解説します。
水洗い
まずは、梅を流水で洗いましょう。梅を傷つけないよう注意しながら1粒ずつ丁寧に洗います。
傷のついた梅を使うと、カビが発生する可能性があります。傷ついた梅は、この時点で取り除いておきましょう。
ヘタの除去
梅のなかには、ヘタつきのまま販売されているものもあります。ヘタのあいだには汚れが付着しているため、そのまま漬け込むとカビの原因となります。
そのため、梅のヘタは竹串などを使用し、必ず取り除きましょう。また、ヘタがついていた部分の汚れを流水でしっかりと洗うのも大切です。
ヘタを取る際は、梅を傷付けないように、優しく扱うよう心がけましょう。
アク抜き
完熟梅は十分に熟しているためアクが出ませんが、未熟な梅である青梅を活用する際は、事前にアク抜き作業が必要です。ボウルなどに水を入れ、梅をつけてアク抜きをしましょう。
多くの場合、アク抜きは2時間を目安に行います。梅の熟度に合わせて調節するのがおすすめです。
水分の拭き取り
梅の汚れを落とし流水で優しく洗ったあとは、表面に付着した水分を拭き取りましょう。
水分が残った状態で梅を漬け込むと、カビの発生につながり風味を損ねてしまいます。失敗しないためにも、布巾やキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取るのがポイントです。
水分を拭き取ったら、ザルなどに広げて自然乾燥をします。ヘタが付いていたくぼみなども入念にチェックしましょう。
青梅のおすすめのレシピ7選
青梅の下準備ができたら、梅を加工していきましょう。ここでは青梅でつくれるおすすめの加工方法とレシピをご紹介します。
- 梅酒
- 梅シロップ
- 青梅の甘露煮
- 青梅のジャム
- 青梅のはちみつ漬け
- 梅ゼリー
- カリカリ梅のしょうゆ漬け
梅酒
梅酒は、比較的簡単にできるため、梅仕込みが初めての方でも始めやすいです。時間の経過とともに、梅の成分がじっくりと溶けだしていくのを楽しめます。
材料
- 青梅 1㎏
- 氷砂糖 600~800g
- ホワイトリカー 1.8L
つくり方
- 保存瓶を殺菌する
- 1に青梅と氷砂糖を交互に入れる
- 焼酎を静かに注ぎ入れ、冷暗所で保存する
液が梅全体に均等にかかるよう、1日数回瓶を揺すりましょう。
梅酒は、時間の経過とともに少しずつ味が染みわたり、美味しい梅酒となります。あっさりとした味わいを好む方は3ヶ月、コクの強い梅酒を好む方は1年を目安に漬け置くと良いでしょう。
梅シロップ
市販のジュースでは味わえない、梅の香りと程よい酸味が楽しめます。アルコールを含まないため、小さなお子さまと一緒に飲めるのも嬉しいポイントです。
材料
- 青梅 1㎏
- 氷砂糖 1㎏
つくり方
- 保存瓶を殺菌する
- 1に青梅と氷砂糖を交互に入れる
- 瓶を冷暗所で保管する
- 梅の実を取り出す
青梅と氷砂糖を入れた翌日から、梅酒と同じく液が梅全体に均等にかかるよう、1日数回瓶を揺すりましょう。7日から10日ほど経ち、梅シロップがあがってきたら冷暗所でさらに保管を続けます。
梅シロップに色がついてきたら、梅の実を取り出しましょう。梅をそのまま入れて長期間放置すると、渋味の強い梅シロップになります。
漬け込んでから3週間ほど経つと、梅ジュースなどに活用できます。冷蔵庫保存で約1年、冷暗所保存で約1ヶ月から2ヶ月楽しめるといわれていますが、できるだけ早めに飲み切るのがおすすめです。
青梅の甘露煮
じっくりと煮詰めた甘露煮は、小腹が空いたときにちょうどよいデザートです。
材料
- 青梅 500g
- 水 (ゆでこぼし用) 適量
- 砂糖 400g
- 水 600~800ml
つくり方
- 青梅に穴をあける
- 鍋に水と梅を入れ火にかける
- 水気を切って、再度鍋に入れる
- 3に水と砂糖を入れて煮る
- 粗熱を取って容器に移す
- 冷蔵庫で冷やす
梅の果肉が煮崩れるのを防ぐために、青梅全体に穴をあけましょう。竹串や楊枝を使ってなるべく小さめに穴をあけておきます。
50度程度のお湯で茹でたら水を捨てる作業を3回くり返します。水と砂糖を入れ落し蓋をしたら弱火で煮詰めていきましょう。
冷蔵庫で1時間ほどすれば食べられますが、時間を置くとより味がしみ込みます。
青梅のジャム
パンに塗ったりヨーグルトに入れたりと、さまざまなアレンジが楽しめます。
材料
- 青梅 1㎏
- グラニュー糖 400g
つくり方
- 保存容器を消毒する
- 鍋に水と青梅を入れて火にかける
- 流水で冷まし、再度火にかける。(3回くり返す)
- 梅を取りだし果肉をつぶす
- グラニュー糖を加えて混ぜる
- 5を鍋に入れ煮詰める
- 保存容器に入れる
青梅を火にかける際は、梅の果肉がつぶれないよう注意しましょう。水と一緒に流れ出てしまい、美味しい部分がなくなってしまいます。
果肉をつぶすときは、種は取り除いてかまいません。果肉に対して半量の砂糖を加え混ぜ合わせ、少し時間をおいてから果肉を火にかけます。
アクを取り除きながら煮詰め、保存容器に入れたら完成です。
青梅のはちみつ漬け
はちみつがよく染み込んだ実と甘い風味のシロップの両方を楽しめるレシピです。お子さまに与える際は、1歳を過ぎてからにしましょう。
材料
- 青梅 1kg
- はちみつ 1kg
つくり方
- 保存瓶を消毒する
- 青梅に穴をあける
- 保存瓶に青梅を入れはちみつを注ぐ
煮崩れ防止のために、梅の表面に穴をあけます。竹串や楊枝でなるべく小さめに穴をあけましょう。
はちみつを注いだあとは、冷暗所で2ヶ月ほど保管します。梅の乾燥を防ぐために表面をガーゼなどで覆うのがおすすめです。
また、梅全体にはちみつが均等にかかるよう、保管中は1日に数回瓶を揺すりましょう。はちみつの量を調整して、お好みの甘さにアレンジしてみてください。
梅ゼリー
冷蔵庫で冷やせば、暑い夏に嬉しい贅沢なデザートが完成します。さっぱりとした梅の香りを堪能してみてはいかがでしょうか。
材料
- 梅シロップ 100ml
- 水200ml
- シロップ漬けの梅の実 4~5個
- 粉ゼラチン 5g
- 水(ふやかし用) 30ml
つくり方
- ゼラチンをふやかす
- ゼリー(液だけ)をつくる
- 冷やし固める
ゼラチンは水を合わせてふやかしておき、鍋に梅シロップと水を入れ火にかけます。沸騰したらゼラチンを加えよく混ぜましょう。
盛り付け容器に梅の実を入れて、粗熱が取れたゼリー液を流します。梅の実を砕いてバットに流し入れるのもおすすめです。
カリカリ梅のしょうゆ漬け
梅はしょうゆと相性バツグン!梅をおかずとして楽しみたい方におすすめのレシピです。
材料
- 青梅 1㎏
- しょうゆ 1L
つくり方
- 保存容器を殺菌する
- 1に青梅としょうゆを入れる
- 冷暗所で保管する
冷暗所で保管する際は、梅の乾燥防止のためにガーゼなどで覆うのがおすすめです。また、
瓶を1日に数回揺すって、梅全体にしょうゆが均等にいきわたるよう心がけましょう。
3週間ほど経つと、梅にしょうゆが入り味が整います。カリッとした歯ごたえをお楽しみください。
青梅のレシピは少量でもつくれる
kg単位で販売されている青梅が少量余ってしまった場合は、ジップロックを活用しましょう。
青梅の量に合わせてジップロックの大きさを変えれば、問題なく漬け込みが可能です。ジップロックは瓶よりも場所を取らず、冷蔵庫や冷凍庫での保管もしやすいため、梅の加工に不慣れな方にもおすすめです。
青梅の美味しさの秘訣
青梅ならではの美味しさには、主に以下の3つが関与しています。
- 爽やかな酸味
- カリカリとした食感
- 加工してもキレイな見た目
青梅は、爽やかな酸味が特徴の梅です。この酸味は完熟梅にはないもので、早く収穫される未熟な梅だからこその美味しさといえるでしょう。
そんな爽やかな香りが楽しめる青梅は、カリッとした歯ごたえも魅力的なポイント。柔らかい果肉よりも噛みごたえのある食感が好きな方には、青梅がおすすめです。
また、青梅は加工しても実がキレイに残ります。完熟梅よりも煮崩れしにくいため、梅ゼリーや梅酒などに適しています。
美味しくておすすめの青梅ならプラムレディ
青梅の美味しさの秘訣をご紹介しましたが、3つのポイントを兼ね揃えた青梅を手に入れたい方には、プラムレディがおすすめです。
プラムレディで取り扱っている青梅は、全国の梅出荷量1位を誇る和歌山県産の梅です。みなべ町で採れた紀州南高梅を手作業で厳選し、産地直送でお届けします。
皮が薄く果肉が大きい青梅は、芳醇な梅の香りが楽しめる人気商品です。ぜひお試しください。
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青梅レシピで爽やかな梅の香りを楽しもう!
青梅は、完熟梅よりも早く収穫されるためすっきりとした酸味が特徴です。そのまま食べても美味しく召し上がれますが、梅酒や梅ゼリーなどさまざまなアレンジを楽しむことができます。
爽やかな酸味とカリッとした食感、加工してもキレイな見た目に仕上がる青梅は、プラムレディで購入可能です。和歌山県産の紀州南高梅は、皮が薄く果肉が大きいため食べごたえがあるのが嬉しいポイント。
全国で名が知れた梅を使って美味しい逸品をつくってみてはいかがでしょうか?ぜひご活用ください!