【梅酒にまつわる豆知識】自家製&市販「梅酒」のアルコール度数、酒税法のルール、二日酔いしにくいポイントを解説!
甘くて飲みやすく、幅広い世代に人気の「梅酒」。スーパーで気軽に買える市販品から、毎年仕込む自家製梅酒まで、日本人にとってとても身近なお酒です。しかし、「梅酒のアルコール度数って実際どれくらい?」「梅酒は二日酔いしにくいって本当?」と、いざ考えてみると意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
梅酒は、ビールやチューハイよりもアルコール度数が高いことが多く、飲みやすさゆえに酒量が増え、酔いやすいお酒でもあります。また、自家製梅酒には酒税法のルールがあり、知らずに作ると思わぬ違反になってしまうことも。さらに、梅に含まれる成分には、アルコール代謝をサポートすると言われるものもあり、飲み方やおつまみ次第で二日酔い対策にもつながります。正しい知識を知っておくことで、梅酒はもっと安心で、もっとおいしく楽しめる存在になるんですよ♪
この記事では、梅酒のアルコール度数の目安、酒税法の基本ルール、二日酔いを防ぐためのポイントをわかりやすく解説します。梅酒好きさんも、これから楽しみたい方も、ぜひご一読ください!

Contents
梅酒のアルコール度数はどれくらい?
梅酒は甘くて飲みやすいイメージがありますが、実はけっこうしっかりアルコールが含まれているお酒です。ただし、一概に「こうだ」と言い切れないのは市販品と自家製では使うお酒や作り方によって度数の違いが生まれるから。ここではその特徴をわかりやすく解説します。
市販品の場合
市販の梅酒は基本的にリキュール(梅を酒に漬け込んで作るお酒)として分類されていて、ワインに近いアルコール度数です。多くのメーカー商品では約8〜15%程度のものが中心で、ワイン(10〜15%前後)と同じくらいの強さと考えればイメージしやすいでしょう。
度数の幅があるのは、ベースに使うアルコール(焼酎やブランデー、日本酒など)や甘さの調整によって仕上がりが変わるためです。低めに調整されたライトタイプは飲みやすく、やや高めのものはコクと風味が強くなります。また、同じ「梅酒」でも銘柄や原材料の違いで7〜20度前後の幅があるのが一般的です。それぞれ、商品ラベル(製造表示)を見てアルコール度数をチェックしてみてください。
自家製の場合
自宅で作る梅酒の場合、ベースとなるアルコールにより度数が大きく左右されます。家庭で合法的に作るためのルールとしては、アルコール分20%以上の酒(ホワイトリカーや度数の高い焼酎など)を使う必要があり、これが基本条件です。
ルールの詳細については後述しますが、たとえばホワイトリカー(35%前後)に梅と砂糖を漬け込むと、時間の経過とともに梅の水分が溶け出して度数は徐々に下がりますが、それでも仕上がりで15〜20%前後になることが多いようです。使うお酒の度数や漬ける期間によっては市販品より強めになることもあります。実際、材料の配合割合や熟成の長さで味わいも変わるため、「自分好みの度数」に仕上げる楽しみもあります。
アルコール度数の強いお酒を使うことから、比較的高い度数になりがちな自家製梅酒。飲みやすい甘さでも侮れない“強さ”がある点には注意が必要です。
梅酒作りで気をつけなければならない酒税法のルール
自宅で梅酒を作るのは日本ではとてもポピュラーな梅仕事、楽しみのひとつですが、酒税法のルールを守らなければなりません。法律違反になると罰則が適用される可能性もあるため、しっかりポイントを押さえておきましょう。
酒税法のルール概要
酒税法をめぐっては、1962年の法改正により、個人が自ら飲む目的に限っては、一定の条件を満たす場合に「製造行為」とみなされないという特例が設けられました。具体的には、アルコール度数20%以上の酒類に、法律で定められた「除外物品」以外のものを混ぜる行為については、酒類の製造には当たらないとされています。
この特例の前提となっているのは、浸漬工程において新たなアルコールが発生しないことです。ところが、除外対象でない物品にアルコール度数20度未満の酒類を混ぜると、発酵が起こり、浸漬中にアルコールが生成される可能性があるのです。そのため、一般的に使用されるみりんなど(アルコール度数10〜14度程度)に梅を漬け込む行為は、腐敗のリスクが高いだけでなく、酒税法上も違法と判断されます(酒税法施行令第50条第1項)。
1962年の酒税法改正以前、家庭で梅酒を作る行為は酒税法違反とされていました。しかし、梅酒は昔から多くの一般家庭で親しまれ、日常的に作られていたのが実情です。そのため1962年の改正は、現実の生活実態とかけ離れていた法律を見直す目的を持つものでした。その後、2008年4月30日には酒税法に関する租税特別措置法が制定・施行され、制度はさらに柔軟になりました。これにより、居酒屋やレストランなどの飲食店でも、一定の条件を満たし、所定の申請を行えば、酒類製造免許を取得せずに自家製梅酒などを店舗内で提供することが可能となっています。
実際に酒税法ではこんなふうに明記されています!
ここで、国税庁が示す酒税法の「自家醸造」関連の文言を、原文ママでご紹介します。これはまさに自家製梅酒作りの法的根拠となる部分です。
【自家醸造】
Q1 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。
A 焼酎等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。)に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。
また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。
1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでん粉又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
根拠法令等:
酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項
【国税庁】お酒に関するQ&A(よくある質問)→【自家醸造】
この「例外的に製造行為としない」という条件が、自家製梅酒作りを合法的に行うための要点です。
酒税法は時代や飲酒文化の変化に合わせて段階的に見直されており、現在の梅酒作りのルールは、こうした法改正の積み重ねによって成り立っているのです。
では、改めて家庭で行う梅酒作りの注意点(ルール)について、整理してみましょう。
ルール1.アルコール分20度以上のものを使う
前述の通り、自家製梅酒は「酒類」とみなされます。国税庁によると、家庭での梅酒作りは、焼酎などの酒類に梅などを混ぜることで新たなお酒を作る行為ですが、ある条件を満たしていれば「製造行為」とみなされないとされています。
その条件のひとつが「ベースにする酒のアルコール度数が20度以上で、かつ酒税がすでに課税済みであること」です。たとえば、アルコール度数が20度以上ならば、梅の成分が溶け込んでも新たな発酵が起きにくく、度数が高い状態が保たれます。実際、ホワイトリカーや度数の高い焼酎は自家製梅酒によく使われています。逆に日本酒やワインのようなアルコール度数20度未満の酒をベースにすると、酒税法上の例外の条件を満たさず違法になる可能性や、腐敗の恐れ(結果的においしく楽しめない、廃棄の可能性)もあります。
ルール2.自家製梅酒の販売や譲渡もNG
もうひとつ重要なのが、完成した自家製梅酒の販売や譲渡は基本的に禁止という点です。これは国税庁が明確に示しているルールのひとつで、国税庁の「自家醸造」に関するQ&Aでもご紹介しました。
このため、たとえ友人や近所の人に譲ったり、有料・無料問わず譲渡したりすることは基本的にNGです。なお、同じく法律解釈としては 「ホームパーティーなどで自分が飲む範囲内で、友人に少し振る舞う」程度であれば問題にならないという見方もありますが、販売や取引と見なされるような行為は避けましょう。
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「梅酒は二日酔いしにくい?」二日酔いを防ぐためのポイントもご紹介!
今回は梅酒作りのコツではなくルールに着目してきましたので、ここからは梅酒をおいしく楽しむポイントをご紹介していきます。梅酒は甘くて飲みやすく、ついつい進んでしまうお酒ですが、「二日酔いになりにくい」という話を聞いたことはありませんか?
梅の成分には、アルコールの代謝や体調維持にうれしい働きをする成分が含まれていると言われています。ここでは梅酒が二日酔いしにくいと言われる根拠、そして二日酔いを予防するための具体的なポイントを解説します。
有機酸(クエン酸・リンゴ酸)が肝臓をサポート
梅酒には、梅由来のクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が含まれており、これらの有機酸は、アルコール分解の過程で生じる疲労物質や乳酸の代謝を助ける働きがあると考えられています。つまり、肝臓の働きをサポートするという意味で、酔いのもととなる物質を効率よく処理してくれる可能性があるのです!
ミネラルで脱水や倦怠感を軽減
梅酒には、カリウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが含まれています。アルコールを飲むと利尿作用により体内の電解質が失われやすく、これが頭痛やだるさといった二日酔い症状の原因になってしまいます。梅酒に含まれるミネラルは、体内の電解質バランスをサポートし、脱水による不快感を軽減してくれるというわけですね。ただし、梅酒だけで完全に防げるわけではなく、あくまで補助的な役割ですから、お酒を楽しんだ際には適度な水分補給を心がけてください。
ポリフェノールや抗酸化物質が肝臓の負担を軽減
梅酒には、梅由来のクロロゲン酸やケルセチン類などのポリフェノールが含まれています。これらの成分は、アルコール代謝時に生じる酸化ストレスを抑える作用があるとされ、肝臓の負担を和らげる効果が期待されています。こうした抗酸化成分は、アルコール摂取後の炎症や細胞ダメージを軽減する可能性があり、二日酔い症状の緩和に寄与することが示唆されています。
二日酔いを防ぐためのポイント
次に、梅酒の成分に期待するのではなく、そもそも二日酔いを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?具体的なポイントを挙げていきます。
飲みすぎない!
最も基本でありながら重要なのが飲み過ぎないことです。梅酒は甘くて口当たりが良く、つい酒量を増やしてしまいがちですが、アルコールの摂り過ぎは肝臓の処理能力を超えてしまいます。適量を守り、ペースをゆっくりにすることが二日酔い対策につながります。
割って飲むべし!
梅酒をそのまま飲むのではなく、水割りやソーダ割り、お湯割りにすることでアルコール濃度を下げつつ、ゆっくり味わえます。これにより血中アルコール濃度の上昇が緩やかになり、酔いにくくなります。
料理と一緒に楽しもう!
食事と一緒に梅酒を楽しむことも大切です。飲む前や飲みながらおつまみをしっかり食べると、胃の中でアルコールの吸収スピードが遅くなります。特に卵焼きに含まれるL-システイン、枝豆のメチオニン、唐揚げなどの油分は胃の中でのアルコール吸収を和らげる効果があると言われています。
【本格梅酒を楽しみたい方へ】「梅樹園オリジナルB」がおすすめ!
「せっかく梅酒を飲むなら、ちゃんと“梅”を感じたい!」そんな方におすすめなのが、梅樹園オリジナル「B」。市販の梅酒の中には、梅エキスや香料、酸味料などを使って風味を再現しているタイプも少なくありません。もちろん手軽で飲みやすい反面、「梅そのものの味わい」を求める人には少し物足りないことも。その点、本格梅酒の魅力はとてもシンプル。使われている原材料は「梅・糖類・酒類・水」のみ。余計なものを加えず、梅の旨みと香りをじっくり引き出しています。
梅樹園オリジナル「B」は、ひと口飲んだ瞬間に広がる梅のふくよかな香りと、自然な甘酸っぱさが特徴です。ロックでも、炭酸割りでも、食後の一杯にもぴったりです。普段飲みはもちろん、ちょっと贅沢したい夜やギフトにもおすすめ。 “本物の梅酒”を楽しみたい人は、梅樹園オリジナル「B」から始めてみませんか。



