紀州で育まれた南高梅と伝統の味 | 梅干し・特産品の通販

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「あーあ、まだまだ梅雨の長雨は抜けられないな…」窓の外を眺めては、つい溜息をついてしまう季節。それが毎年、夏の始めにやってくる「梅雨」ですよね。洗濯物は乾かないし、髪の毛は広がるし、なんだか気分までジメジメと憂鬱な気分に。

でも、ちょっと待ってください。私たちが当たり前のように呼んでいる「梅雨」という言葉。なぜ「梅」の「雨」と書くのか?その理由を知ると、この季節が少しだけ愛おしく感じられるかもしれません。

今回は、毎年気になる「梅雨はいつから?」という地域別の目安から、知られざる「梅雨」という言葉のルーツ、そしてジメジメを吹き飛ばすヒントまで、たっぷりお届けします!


梅雨はいつから?【地域別】例年の梅雨入り・梅雨明け目安

まずは、みんなが一番知りたい「いつから梅雨入り?」というスケジュール感を確認しておきましょう。

日本列島を北上する「梅雨前線」の年間スケジュール

梅雨は、南からやってくる暖かい空気と、北からの冷たい空気がぶつかり合ってできる「梅雨前線」が日本の上空に居座ることで起こります。この前線は、桜前線と同じように南からゆっくりと北上していきます。

気象庁の平年値(過去30年の平均)に基づいた、各地域の「梅雨入り」の目安がこちらです。


地域

梅雨入りの目安(平年)

梅雨明けの目安(平年)

沖縄

5月10日頃

6月21日頃

九州南部

5月30日頃

7月15日頃

九州北部・四国・中国

6月4日〜5日頃

7月19日頃

近畿・東海

6月6日〜8日頃

7月19日頃

関東甲信

6月7日頃

7月19日頃

北陸・東北南

6月12日頃

7月23日〜24日頃

東北北部

6月15日頃

7月28日頃

※気象庁の「平年値」に基づいた目安です。その年の気圧配置によって前後します。

なぜ北海道には「梅雨がない」と言われるのか?

カレンダーを見て「あれ、北海道が……ないぞ!?」と思った方、鋭いですね。

実は北海道には、気象庁の定義する「梅雨」がありません。というのも、南から北上してきた梅雨前線は、北海道にたどり着く頃には勢力が弱まったり、消滅したりすることが多いからです。とはいえ、北海道でもこの時期に雨が続くことはあります。これを現地では「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と呼び、しとしとと肌寒い雨を楽しむ(?)文化があるんですよ。

梅雨がやってくる前の春の長雨「菜種梅雨(なたねづゆ)」

春の訪れとともに、まるで梅雨がひと足早くやってきたかのような長雨に見舞われることがありますね。3月中旬から4月にかけて、高気圧の勢力が北へ偏ることで日本の南岸に前線が居座り、関東から西の地域でしとしとと降り続くこの雨は、古くから「菜種梅雨(なたねづゆ)」の名で親しまれてきました。ちょうど菜の花が黄色く色づく時期と重なることからついた美しい名前ですが、ほかにも季節を感じさせる呼び名がいくつも存在します。

  • 春霖(しゅんりん):「霖(音「リン」・訓「ながあめ」)」は長く降り続く雨を意味し、情緒ある春の長雨を表します。
  • 催花雨(さいかう):「花を催促する雨」という意味。桜をはじめとする春の花々の開花を促す、恵みの雨であることを教えてくれます。

面白いことに、この「催花(さいか)」という響きが「菜花(さいか)」に通じることから、現在の「菜種梅雨」という呼び名が定着したという説もあるようです。また、私たちがよく耳にする「春雨(はるさめ)」も、本来はこの時期の雨を指す言葉です。それもこれもただの雨ではなく、植物の芽を膨らませ、花を咲かせるための“優しく柔らかな雨”であればこそ。そう考えると、少し憂鬱な雨の日も、春の彩りを準備するための大切な時間に感じられそうですね。

梅雨明けのタイミングと「空梅雨」の不思議

「もう雨は飽きたよー!」という頃にやってくる、梅雨明け。太平洋高気圧が日本列島を覆い尽くすと、ようやく夏本番です。

でも、ときどき「あれ、今年は全然雨が降ってないな?」という年もありますよね。これを「空梅雨(からつゆ)」と呼びます。「空梅雨」は、南からの太平洋高気圧が想定より早く勢力を強め、北のオホーツク海高気圧を押し返すことで、雨を降らせる梅雨前線が日本付近に停滞せず、北へ押し上げられてしまうことが原因で起きます。水不足の心配はありますが、お洗濯物担当の方にとっては、ちょっとうれしい誤算かもしれません。


なぜ「梅」に「雨」と書く?「梅雨」の由来と「黴雨」の秘密

さて、ここからは少しアカデミックかつ「へぇ〜!」な雑学タイムです。

梅の実が熟す頃に降る雨だから「梅雨(つゆ)」

「梅の実が熟す頃に降る雨=梅雨」最も有力で風流な説がこれです。6月は、まさに梅の収穫シーズン。江戸時代の百科事典などにも「梅の実が黄ばんで熟す頃に降る雨だから『梅雨』と呼ぶ」といった記述があります。和歌山などの梅の産地では、恵みの雨を浴びて丸々と太っていく梅の実を眺める、大切な時期なんですね。

実は「カビの雨」だった?「黴雨(ばいう)」の語源

「梅」という美しい字が当てられる前、中国ではこの時期の雨を「黴雨(ばいう)」と書いていました。「黴」……そう、「カビ」です!

湿気が多く、食べ物や衣服にカビが生えやすい時期の雨。あまりにも直球すぎて、ちょっとイメージが悪い気もしますね(笑)。そこで、同じ「ばい」という読み方で、ちょうど季節の花でもある「梅」の字を当てるようになった……という、なんとも日本らしいポジティブな変換が行われたという説もあります。

「つゆ」という読み方のルーツは?

「ばいう」がなぜ「つゆ」になったのか。これにも諸説あります。

  • 露(つゆ)説:草木に露がたくさんつく時期だから。
  • 潰ゆ(つゆ)説:梅の実が熟して潰れる(つぶれる)時期だから。
  • 費ゆ(つゆ)説:食べ物が腐ってダメになる(費える)時期だから。

個人的には「梅の実が熟して潰れる」という説が、甘い梅の香りが漂ってくる気がして…最も季節の躍動感を感じられて……好きです♪梅は熟すと自然に木から落下しますので。

さて、みなさんはいかがですか。


知っていると面白い!梅雨の性質と「湿気」との向き合い方

最後にもう少し、梅雨にまつわる雑学にお付き合いください。梅雨と一口に言っても、実はキャラがあるんですよ。

「陽性の梅雨」と「陰性の梅雨」

梅雨にも陽性と陰性があるって知ってましたか。“陽キャ(陽気なキャラ)”と“陰キャ(陰気なキャラ”の梅雨、さて、どちらがお好みでしょう?

  • 陽性の梅雨:ザーッと激しく降って、パッと晴れ間が出る。まるで夏のような降り方。
  • 陰性の梅雨:どんよりした空が続き、しとしとと細かい雨が長く降り続く。

最近は温暖化の影響もあり、短時間に猛烈な雨が降る「陽性」の傾向が強まっていると言われています。梅雨時期の薄暗い空には、時折パーッと晴れ間が出てくれたほうが気分も晴れそうですが、梅雨の末期に多い短時間に猛烈な雨が降る線状降水帯は、コンクリートジャングルになった日本にはちょっと厄介な雨ですね。

梅雨時の「湿気・カビ」と上手に向き合う知恵

かつて「黴雨(ばいう)」と書かれた通り、この時期の最大の敵は、目に見えない「湿気」とその先に待ち構える「カビ」です。洗濯物の生乾き臭だけでなく、クローゼットの奥やキッチンの隅々まで、湿気対策術をアップデートしましょう。

雨の日こそ「賢い換気」が不可欠な理由

「外が雨なのに窓を開けたら、余計に湿気が入るのでは?」と思われがちですが、実は雨の日でも換気は必要です。室内の湿気は、人間の呼吸や炊事、浴室からも常に発生しており、閉め切った部屋の湿度は外より高くなることが珍しくありません。

  • 空気の「出口」と「入り口」を作る:窓を1箇所開けるだけでは空気は動きません。対角線上にある2箇所の窓を開けるか、窓が1つなら換気扇を併用して「空気の通り道」を強制的に作りましょう。
  • 時間は「短く、回数を多く」:長時間開けっ放しにするのではなく、5分〜10分の入れ替えを数回行うのが、外の湿気を入れすぎないコツです。

「低い場所」に溜まる湿気を狙い撃ちする

空気の性質上、水分を含んで重くなった空気は、部屋の下部や隅に滞留します。

  • 「床直置き」を避ける:クローゼットや靴箱は、床に近いほどカビのリスクが高まります。下にスノコを敷いて数センチの「隙間」を作るだけで、空気の循環が劇的に改善されます。
  • サーキュレーターの「首振り」はNG?:湿気が溜まった場所に風を送る際は、首振り機能を使わず、「一番奥の隅」に向けてピンポイントで風を当てるのが効果的。滞留した重い空気をかき混ぜて追い出すイメージです。

食料品を守る「封」と「場所」の再確認

最後に、食べ物のカビ対策はできていますか?

調味料など毎食ごとに使うような食品は、常温保存をしていても変化はないように感じますが、実はダニやカビが発生している可能性があります。梅雨の時期はいつも以上に湿度が高くなります。ラベルに「開封後は要冷蔵」と表示されていないか、今一度手持ちの調味料(食料品)をチェックしてみてください。

特に、開封後の小麦粉やだしパックなどは、常温だとわずかな湿気もダニやカビの原因になります。この時期でなくても、密閉容器に入れて冷蔵庫へ移すのが安心です。また、その他調味料(味噌、醤油、みりん風調味料、純米料理酒など)も開封後は冷蔵庫保存が基本です。

それから、食品と言えば、梅の殺菌力を賢く借りるのも◯。古来、お弁当やおにぎりに梅干しを入れたのは、梅に含まれるクエン酸が菌の増殖を抑えてくれるから。食中毒が怖いこの時期、梅干しはおいしさを保ちながら傷みを防ぐ“天然のバリア”として機能してくれますよ。


まとめ:雨の日こそ楽しむ「梅仕事」のすすめ

「今年の梅雨はいつから始まるんだろう」「いつになったら梅雨明けするかな」と、あまり歓迎されない梅雨ですが、こうして見てみると、日本の自然と文化がぎゅっと詰まった季節であることがわかりますね。

そんな外に出られない雨の日こそ、雨音をBGMに家の中で「梅仕事」を楽しんでみませんか。買ってきたばかりの梅の実をひとつひとつ丁寧に洗って竹串でヘタを取る。そんな、ただ無心になれる時間が、忙しい日常に心地よい余白を与えてくれます。

「おいしくなあれ」と魔法をかけるように仕込んだ梅酒や梅シロップが琥珀色に輝き始め、梅干しの土用干しにとりかかる頃、季節はもう夏!今このひと手間が、未来の自分への最高のご褒美になります。

そんな「梅仕事」には紀州南高梅がおすすめです。ぜひこちらからお買い求めください。そして、自分なりの梅雨の楽しみを見つけてくださいね。

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