しょっぱい(酸っぱい)梅干しの【簡単な】塩抜き方法とは?目からウロコ!梅干しは塩抜きで食べやすくなる?!
梅干しといえば、日本の食卓に欠かせない保存食。ごはんを炊く際に、梅干しを1粒入れるだけでごはんが傷むのを防いでくれるという、まさに我らの味方、梅干し!
ですが、昔ながらのしょっぱい(酸っぱい)梅干しは、健康に良いとはいえ、ちょっと食べにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、そんな梅干しも「塩抜き」するだけで、ぐっと食べやすくなるんです。
この記事では、「しょっぱい梅干しをやさしい味にしたい」「家にある梅干しを活用したい」という方に向けて、簡単にできる塩抜きの方法をわかりやすくご紹介します。さらに、塩抜きの際に注意したいポイントも詳しく解説!
おいしく、安全に梅干しを楽しむための情報が満載です♪

Contents
しょっぱい(酸っぱい)梅干しの【簡単な】塩抜き方法とは?
市販や自家製の昔ながらの梅干しは、塩分濃度が15〜20%ほどと非常に高く、保存性は抜群ですが、そのまま食べるには塩辛すぎると感じることがあります。そんなときに役立つのが「梅干しの塩抜き」! 今日は、自宅で簡単にできる方法をご紹介します。
用意するもの
塩抜きに必要な道具と材料は、とてもシンプルです。
- しょっぱい梅干し(市販品・自家製どちらでも可)
- ボウルや保存容器(梅干しが全部浸かるサイズ)
- 水(水道水で可)
- ザル
- キッチンペーパー(すぐ食べたい場合は水分を拭き取る)
※容器はガラスまたはホーロー製がおすすめです。理由は後述します。
時間と目安
梅干しの塩抜きにかかる時間は、塩分濃度や個数によって異なりますが、基本的には数時間から一晩が目安です。また、梅干しと水の比率は梅干し1に対して水5前後を目安とすると良さそうです。また、お湯(30~40℃程度)を使うと早く塩抜きできます。
【塩抜き時間の目安】
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時間 |
塩分濃度 |
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8時間 |
11〜14% |
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12時間 (半日) |
10~12% |
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12時間+12時間 (1日) |
5~10% |
塩抜きの手順
1.ボウルに水を張り、梅干しを浸す均等に塩抜きするために、梅干しが完全に水に浸かるようにします。
2.冷蔵庫に入れて置いておく常温でも可能ですが、雑菌の繁殖を防ぐため冷蔵すると安心です。
3.塩抜き加減のチェック塩分の抜け具合を味見します。たとえば、12時間水に浸けたあとにさらに塩分を抜きたい場合は、水を新しく入れ替えて再び12時間浸けることで、塩分濃度が約半分になると言われています。
4.再び塩加減を確認お好みの塩分になっていれば、塩抜き完了です。
5.水を切って清潔な容器に移すザルに上げ、水気をよく切り、保存用容器に入れましょう。保存は冷蔵庫で。
※長時間の塩抜きは、風味や酸味が落ちることがあるので注意!

梅干しの塩抜きで注意したいこと
塩抜きは簡単ですが、いくつか注意点があります。食中毒や品質の劣化を防ぐためにも、以下をしっかり確認しておきましょう。
塩抜きをした梅干しはすぐに食べる
塩抜きをすると、塩による保存効果が弱まるため、常温保存には向きません。つまり、数日中に食べきれる量だけを塩抜きするのがポイントです。塩抜き後は冷蔵保存で最大1週間程度を目安に食べ切りましょう。
塩抜きした梅干しはやさしく扱う
塩抜き中やその後は、梅干しの皮が柔らかくなり、破れやすくなっています。取り扱いはやさしく丁寧に。特に自家製や古い梅干しは、皮が薄くなっていることが多いため注意しましょう。水を切るときも、ザルに勢いよく上げるのではなく、キッチンペーパーなどで水気を吸い取るようにすると形が崩れにくくなります。
容器の素材に気をつける
梅干しは酸が強い食品のため、金属製の容器やボウルでの塩抜きはNGです。酸に反応して金属イオンが溶け出す可能性があり、風味が損なわれ、体にも良くありません。おすすめの素材は、ガラス(耐酸性・清潔)、ホーロー(におい移りしにくい)、プラスチック(食品用で清潔なもの)です。塩抜き専用のボウルを決めておくと便利ですね!

塩抜きした梅干しではちみつ漬けレシピ
塩抜きを済ませた梅干しを使って、はちみつ梅を作ってみましょう。はちみつ漬けにすることでしょっぱさと酸味がやわらぎ、甘じょっぱいまろやかな風味に仕上がります。ごはんのお供やおにぎり、鶏肉のソテーなどのソースにもぴったり!
材料(梅干し10個分)
- 塩抜き後の梅干し 10粒
- はちみつ 100cc
- 水 はちみつの半量50cc
- 鍋
- 保存用の瓶
はちみつ漬けの作り方(手順)
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- はちみつ漬け液を作る
鍋にはちみつと水を入れて火にかけ、軽く煮立たせて漬け込み用の液を作ります。 - 漬け込み液を冷ます
煮立たせたはちみつ液は、風味を損なわないよう常温でしっかり冷ましておきます。 - 梅干しを漬ける
塩抜きして好みの塩加減に調整した梅干しを清潔な保存瓶に入れ、冷ました漬け込み液を注ぎます。 - 冷蔵庫で保存・完成
冷蔵庫で保存しながら約2週間漬け込むと、味が馴染んでおいしく仕上がります。
- はちみつ漬け液を作る
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保存期間
塩分が少なくなっているため、必ず冷蔵庫で保管し早めに食べ切るようにしましょう。
冷蔵庫で約1〜2週間が目安です。清潔なスプーンを使って取り出すようにすると長持ちします。
超お手軽!はちみつ梅のアレンジレシピ
レモンやゆずの皮(国産)を追加→さわやかな香りに!ゆずの皮は国産、無農薬がおすすめです。
→ 風味豊かな和風アレンジもおすすめ。ご飯のおかずに!
→ お湯割りや炭酸水で「梅はちみつドリンク」にすると無駄がありません。

しょっぱい(酸っぱい)が苦手なあなたへ「はちみつ梅(塩分7%)」はいかがでしょう?
今回は、しょっぱい(酸っぱい)梅干しも、塩抜きすることで食べやすくなることがわかりました!しかも必要なのは水と容器のみ。数時間、水に浸すだけで塩分が程よく抜けてまろやかな味わいに…♪また、塩抜きした梅干しをはちみつ漬けにすることで、さらにおいしく&食べやすくなり、梅干し特有の酸味が苦手な人にも楽しんでいただけると思います。
最後に「自分で作るのはちょっと」という方には、プラムレディの「はちみつ梅(塩分7%)」をおすすめします!この「はちみつ梅」は、世界各国数十種類のはちみつで試作し、やっとたどり着いたフランス産はちみつを使用しています。フランスの豊かな大地が育んだ太陽の花、ひまわりから採れたはちみつで果肉たっぷりの南高梅を漬け込んでいます。ほのかな塩味を残しつつ、決して甘すぎず、梅干しそのもののおいしさを追求した、プラムレディの「はちみつ梅」を、ぜひご家族皆さんでお楽しみください。



