紀州で育まれた南高梅と伝統の味 | 梅干し・特産品の通販

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梅の旬が訪れると、毎年楽しみになるのが「梅ジュース作り」。

でも「すぐ飲みたい!」「せっかくなら果肉も味わいたい…」「失敗しないかしら?」なんて声も多いはず。

この記事では、作ったその日から楽しめるレシピから、じっくり仕込む王道のレシピまで丁寧にご紹介します。さらに、よくある質問もまとめて解決します!

ゆっくりじっくり育てるように仕込む梅ジュースは、時間がかかるからこそ、完成したときの喜びもひとしお。皆さんも、季節の恵みをそのまま味わう贅沢を、ぜひご家庭で体験してみてください♪


作ったその日から楽しめる「梅ジュース」は果肉も楽しめる逸品♪(所要時間約80分)

まずは【爆速】かつ「梅の果肉も余すことなく味わいたい!」という方にぴったりのレシピをご紹介します。

この梅ジュースは、はちみつと氷砂糖を使ってじっくり煮出すタイプ。果肉がとろっとして、ジュースとしてもちろん、ヨーグルトやデザートのトッピングとしても楽しめます。なんと言っても、作ったその日からすぐに味わえるのが魅力的ですね。

材料(梅1kg分)

  • やや熟し始めた梅 … 1kg

  • はちみつ … 1kg

  • 氷砂糖 … 400g

※梅は南高梅など、果肉が厚くて種が小さめの品種を使うと果肉感が豊かになります。

手順

  1. 下処理
    梅を軽く洗い、表面の水気をペーパータオルなどで丁寧に拭きます。ヘタは竹串や爪楊枝で取り除き、もし傷がある部分があればその部分だけカットしておきます。

  2. はちみつと梅を煮る
    鍋に梅とはちみつを入れ、弱火にかけます。焦げつかないように火加減に注意しながら、梅の周辺の色が徐々に透き通り始めるまで加熱します。

  3. アクを取る
    表面に浮いてくるアクは控えめにすくい取ります。おたまや器具で梅に強く触れると皮が破れやすくなるため、アク取りは頻繁に行わず、自然な範囲で。

  4. 氷砂糖を加える
    梅とはちみつで煮て色に変化が見え始めたら、氷砂糖を鍋の縁から静かに加えます。混ぜずにそのまま自然に溶けるのを待つのがコツです。

  5. 煮詰めて透明感を出す
    弱火〜中火で約1時間ほど煮詰めます。果肉が煮崩れしないよう注意しながら、梅の果実に透明感が出てきたタイミングで火を止めます。

  6. 冷ます & 保存
    火を止めたら鍋をそのままの状態で冷まし、粗熱が取れたら殺菌した保存瓶などに移して保存します。冷蔵庫で保管すれば、作ったその日から果肉入りジュースとして楽しめます。

おいしく作るポイント

  • 混ぜすぎないこと
    氷砂糖を加えた後は、かき混ぜると果肉が崩れたり、見た目が濁ったりします。静かに加えて、自然に沈むのを待つほうが美しく仕上がります。

  • アク取りは控えめに
    アクをたくさん取れば透明度は上がりますが、取り過ぎると梅の風味や香りが薄れてしまうことがあります。表面の泡が浮いてきたら、まとめて軽くすくう程度で十分です。

  • 梅の状態に気を配る
    果肉を楽しむには、少し熟し始めた梅(青梅ではあるけれど、黄色みが出てきているもの)が適しています。熟度が浅すぎると硬くて味が出にくく、熟して完全に黄色いものだと形が崩れやすいためです。

  • はちみつの選び方
    香り、クセの強すぎないはちみつを選ぶと、梅の風味がしっかりと感じられます。強い香りのはちみつを使うと、梅の爽やかさが少し隠れてしまうことも。

  • 瓶の殺菌と冷蔵保存
    保存瓶は事前に熱湯やアルコールでしっかり殺菌し、乾燥させてから使用します。完成後は冷蔵庫に入れて保管することで、できたての芳醇さを長持ちさせられます。

王道の作り方で変化を楽しむ「梅ジュース」は風味豊か!(所要時間10日)

次に火を使わず、梅と砂糖を瓶に詰めて待つだけというシンプルな製法をご紹介します。

日ごとに味や香りが深まり、完成までの変化を楽しめるのが、この王道レシピの最大の魅力です!冷凍した梅を使えば、より手早く、より効率よくエキスが抽出できるため、失敗も少なく初心者にもおすすめですよ。甘酸っぱくて爽やかな梅ジュースは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれる一杯にぴったりですね。

材料(約1L分)

  • 青梅(新鮮なもの)…500g

  • 氷砂糖(またはお好みの砂糖)…500g

  • 清潔な保存瓶(2リットル以上のもの)…1個

※甘さはお好みで調整できますが、梅と同量の砂糖が基本。氷砂糖はゆっくり溶けるため、風味が安定します。

※青梅はキリッとした酸味と爽やかな香りを楽しめます。

手順

  1. 梅の下ごしらえ
    梅は水で優しく洗い、たっぷりの水に1時間ほどつけてアク抜きをします。アク抜きが終わったら、しっかり水気をふき取り、竹串などでヘタを取り除きます。

  2. 冷凍する(おすすめ!)
    梅は一晩以上冷凍すると細胞が壊れ、エキスが早く出やすくなります。時短にもなり、味の出方も安定します。

  3. 瓶に詰める
    消毒・乾燥させた清潔な瓶に、梅と氷砂糖を交互に重ねて入れていきます(梅→砂糖→梅→砂糖の順)。蓋をして、涼しい場所に置きます。

  4. 毎日1〜2回、瓶を軽く揺すって混ぜる
    砂糖が全体に行き渡るように、瓶をやさしく揺らします。約7〜10日ほどでエキスがしっかりと出て、梅がしぼんでくる頃が飲みごろの目安です。

  5. 完成したら梅を取り出し、ジュース(シロップ)を冷蔵保存
    梅を漬けたままにすると発酵の原因になるので、完成後は果実を取り出し、ジュース(シロップ)は冷蔵庫で保存します。

おいしく作るポイント

  • 冷凍梅を使うと成功しやすい!
    前述したように、梅は冷凍することで繊維が壊れ、砂糖とのなじみが良くなります。また、常温の梅よりも早くエキスが抽出され、失敗が少なくなります。冷凍する手間を省きたければ、そもそも冷凍梅を購入するのもよし。

  • カビ・発酵を防ぐには?
    瓶は必ず煮沸やアルコールでしっかり消毒し、水気は完全に拭き取ることが大切です。また、梅の表面に白い泡や異臭が出てきた場合は、発酵の可能性があるので早めに冷蔵保存へ切り替えましょう。

  • 砂糖の種類で風味が変わる
    氷砂糖はクセがなくすっきりした味わいに。きび糖や黒糖を使えば、コクのある深い味に仕上がります。毎年砂糖を変えて“我が家の味”を見つけるのも楽しい方法です。
  • お好みで酢(りんご酢)を入れてもOK!さっぱりとした酸味が加わり、発酵を抑えて保存性を高められます。特に気温が高い季節や長期間保存する際には効果的です。使用する酢の量は、梅1kgに対して100~200mlが目安です。入れすぎると酸味が強くなるため、好みに合わせて調整しましょう。

梅ジュース作りでよくあるFAQ

Q1. 適切な保存方法は?

毎日ゆすって経過を観察してきた梅ジュース。眺めていたい気持ち、わかります!…ですが、完成後は冷蔵保存をおすすめします。常温で置いておくと発酵が進みやすく、風味や安全性に悪影響を及ぼす可能性があります。また、使用する保存容器は、煮沸やアルコールでしっかりと殺菌し、完全に乾燥させてから使うようにしましょう。

Q2. 長期保存するには?

長期保存をしたい場合は、加熱処理を行います。加熱しアクを取ることで、風味を整えつつ長持ちさせることができるというわけ。火にかける際は、弱火で温めながら表面に出てくる泡を丁寧にすくい、アクを除去していきます。完全に沸騰させる必要はなく、70〜80℃程度の加熱で、15分ほど煮ればOK。加熱後は、再度消毒済みの瓶に詰め直して保存します。この一手間で、冷蔵で半年から一年ほど保存できるようになりますよ。

Q3. 使う糖類のおすすめは?

最も一般的な糖類は氷砂糖。ゆっくり溶けるため梅からのエキスもじっくり引き出され、すっきりした味わいに仕上がります。氷砂糖が手に入らない場合は、グラニュー糖や上白糖でも代用可能ですが、梅の風味を引き立てるにはクセの少ない糖を選ぶのがコツです。

一方で、きび糖や黒糖を使えばコクのある味になりますが、その分、梅の香りが控えめに感じることも。甘さ控えめが好みでも、糖の量を極端に減らすと発酵やカビの原因になるため、梅と糖は1:1を基本に、少し減らすなら8割程度までに留めるとよいでしょう。

Q4. 容器はどんなものを使えばいいの?

梅ジュースを仕込むには、ガラス製の広口瓶が最適です。酸に強く、におい移りの心配がないため、長期間使っても風味が損なわれません。また、瓶の中が見えることで、梅や砂糖の様子を確認しやすく、漬け込み状態の管理がしやすくなります。プラスチック容器や金属製のものは、梅の酸で劣化したり、サビが出たりすることがあるため、避けた方が無難です。どうしても瓶が用意できない場合は、ジップロックなど厚手のチャック付きビニール袋でも代用可能ですが、その際も清潔で密閉性の高いものを選び、冷蔵庫で保存しましょう。


梅ジュースを作るなら「紀州南高梅」がおすすめ

梅ジュースは、素材の扱い方と衛生管理をしっかり守ることで、家庭でも手軽においしく作ることができます。また、梅を煮詰めていくレシピなら作ったその日から梅ジュースを楽しめます!

ですが、どんな梅を使うかで出来栄えに差が出てしまうのもまた一理。

せっかく自家製梅ジュースに取り組むなら、使う梅は果肉感豊かな「紀州南高梅」がおすすめです♪たっぷりと梅のエキスを抽出でき、果肉まで楽しめる「紀州南高梅」をお買い求めの方はぜひこちらから。

手軽だけど奥が深い、梅仕事。ぜひ、季節の風味を暮らしの中に取り入れてみてくださいね。

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