紀州で育まれた南高梅と伝統の味 | 梅干し・特産品の通販

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甘酸っぱいけれどまろやか、口に入れた瞬間に広がるやさしい風味。そんな“はちみつ梅”が、今じわじわと人気を集めています。昔ながらの塩だけで漬ける白干しや、しその香りが効いたしそ梅干しも魅力的ですが、「すっぱいのがちょっと苦手」「しょっぱい梅干しは食べづらい」という声も増えてきた昨今。そこで登場するのが、塩分を抑えてはちみつの自然な甘みをプラスした“はちみつ梅”です。市販品もありますが、実は自宅でも簡単に作れちゃうんです!

今回は、1キロの梅を使った食べ切りサイズで作るレシピをご紹介。冷蔵保存が基本ですが、そのぶん塩分控えめでフレッシュな味わい。「梅仕事」初心者にもぴったりの、やさしい味の梅干し作り、はじめてみませんか?

まずは、梅干しの歴史をおさらい

梅干しのルーツは烏梅(うばい)から

梅干しの起源をたどると、中国の「烏梅(うばい)」に行き着きます。これは、熟す前の青梅を燻して黒く乾かした保存食品で、漢方薬としても使われてきたもの。食中毒や下痢の予防など、まさに“食べる薬”として重宝されていました。見た目は黒くてシワシワですが、その効能は当時の人々にとってまさに宝物。日本に伝わったのは奈良〜平安時代ごろと言われており、最初は薬としての位置づけが強かったんです。現代の「梅干し」とは少し違うけれど、梅パワーの原点がここにあります。

日本の梅干しの歴史

日本での梅干しは、平安時代の宮中料理に登場したのが記録上のはじまりです。当初は高貴な人々の“健康食”だった梅干しも、戦国時代になると武将たちの必需品に!戦場での栄養補給や殺菌作用を期待され、携帯食として大活躍したのです。江戸時代には庶民の食卓にも広まり、「日の丸弁当」を中心に堂々と居座る存在に。日本人にとって、梅干しはただの漬け物ではなく、“暮らしの守り神”のような存在なんですね。現代でもおにぎりやお茶漬けに欠かせないのは、こうした長い歴史があるからかもしれません。

梅干しはこんな人におすすめです!

「梅干しはしょっぱいから苦手…」という方、実はそれ、もったいないかも。梅干しは疲労回復や食欲増進、整腸作用までサポートしてくれるスーパーフード。特に、夏バテしやすい人、冷たいものばかり食べて胃腸が弱っている人にはぴったりです。最近では、塩分控えめの「はちみつ梅」も登場して、幅広い世代に愛されています。疲れた日のごはんのお供や、お弁当のアクセントに。実は“美容と健康の味方”でもある梅干し、見直してみませんか?



はちみつの健康効果も知りたい!

抗菌作用

はちみつといえば、古代エジプトでも傷口に塗っていたというくらい、強い抗菌力を持つ自然のパワーフード。実はこの抗菌力、グルコースオキシダーゼという酵素が生み出す過酸化水素や低pH、そして水分活性の低さが関係しているんです。つまり、細菌が繁殖しづらい環境を自ら作っているんですね。のどが痛いときにスプーン1杯のはちみつが効くのは、単なる民間療法じゃなく、しっかりと理にかなっているというわけ。自然の抗菌ジェル、侮れません。

抗炎症作用

はちみつは、体内の“火事”を鎮めてくれる天然の消火部隊。抗酸化成分のフラボノイドやフェノール化合物が、体内で炎症を引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれます。のどの腫れ、胃の不快感、肌荒れ――。これらの炎症は、日々のストレスや食生活からくることも多いですが、はちみつのやさしい甘さが、体の内側から静かに整えてくれるのです。砂糖よりも“優秀な甘味料”といわれる由縁ですね。

免疫機能

はちみつに含まれるビタミンや酵素、ミネラルは、免疫細胞の働きを支える影の立役者。特に腸の免疫力に影響するオリゴ糖やポリフェノールの一部が、腸内の善玉菌を元気にしてくれるので、結果的に“風邪をひきにくい体”へと導いてくれます。インフルエンザの季節や体調が揺らぎやすい時期には、はちみつ入りのホットドリンクを習慣にするのもおすすめ。体も心も“バリアモード”に切り替えてくれます。

美肌

はちみつは、食べても塗っても美(味)しい――そんな“内外美容”の強い味方です。天然の保湿成分であるグルコン酸やアミノ酸が、肌の潤いを守り、キメを整える効果があります。また、抗酸化作用がシミやくすみの原因となるメラニン生成を抑えてくれるのもポイント。最近ははちみつ配合のスキンケア商品も人気ですが、まずは日常の食生活に取り入れて、“食べる美容液”として楽しんでみては?

疲労回復

「なんだか今日はだるいな…」そんな日に、はちみつの一匙。ブドウ糖と果糖という、体にすばやく吸収される天然の糖が、エネルギー補給にぴったり。しかも、白砂糖よりも緩やかに血糖値が上がるので、疲労時の“ドカンと元気”ではなく、“じんわり回復”が実感できるはず。スポーツ後や仕事の合間のリフレッシュに、はちみつ入りドリンクでチャージするのも◎。「甘さがしみる…」って、こういうこと!

腸内環境

“腸は第二の脳”なんて言われるほど、体の健康を左右する腸内環境。ここにもはちみつがひと役買ってくれます。はちみつに含まれるオリゴ糖が、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整えてくれるんです。その結果、便通改善はもちろん、免疫力アップや肌トラブルの軽減にもつながります。毎朝のヨーグルトには、砂糖の代わりにぜひはちみつを。おいしさと健康が一度に手に入る、まさに一石二鳥です。


1kgの梅を使った自家製はちみつ梅の作り方

「甘くて食べやすいはちみつ梅干しが、自宅で作れたらいいのに…」
そんな願い、実は1kgの梅があれば叶います。手間は少しかかりますが、梅仕事には“時間の魔法”がかかっているんです。ゆっくりと待つほど、味と香りが深まり、酸味はまろやかに。
ここでは、自家製はちみつ梅の基本レシピと、ちょっとためになる梅の豆知識も交えながらご紹介します!

材料と手順

材料(できあがり約800g)

  • 完熟梅…1kg

  • 粗塩…100g(梅の10%)

  • はちみつ…200g(梅の20%)

  • ホワイトリカー(消毒用)…適量

  • 赤じそ(好みで)…100g程度

  • 漬け込み用の密閉容器

なぜ塩が必要?
塩には梅の水分を引き出す働きがあります。これを「梅酢(白梅酢)」と呼び、のちのち梅干しの漬け液として大活躍します。また、塩がカビの発生を防ぎ、梅をおいしく保つ防腐剤の役割も。まさに“天然の守り神”ですね。

手順

  1. 梅を洗ってヘタ取り
    流水でやさしく梅を洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
    竹串でヘタ(なり口)を丁寧に取り除きましょう。ここを怠ると、苦みや雑味の原因に。
  2. 梅と塩を交互に重ねて漬け込む
    消毒した容器に、梅→塩→梅→塩…と交互に重ねていきます。
    表面全体に塩がまんべんなく行き渡るようにしましょう。
  3. 重しをして冷暗所へ
    容器にラップをかけ、梅と同じくらいの重さ(1kg)の重しを乗せて、冷暗所で保管します。
    2〜3日で梅酢が上がってきます。

梅酢が上がらないときは?
軽く揺すって塩を行き渡らせたり、梅を少しだけ上下に動かすのも効果的。水分が出てくればこっちのもの!

  1. はちみつを加える
    梅酢がひたひたになるほど上がったら、はちみつを加えます。
    やさしく混ぜて、再び冷暗所で1週間ほど置きましょう。

はちみつの量はお好みで
甘さ控えめが好きなら150g、甘党なら250gでもOK。自分だけの味を探すのも自家製の醍醐味!

  1. 天日干し(3日3晩)
    晴天が3日続く日を狙って、梅をザルなどに並べて天日干し。
    1日1回裏返しながら干すと、表面がふっくらと仕上がります。

土用干しとは?
昔から「土用の丑の日」に干すと縁起が良いとされましたが、要は“晴れ続きの日”が狙い目ということ。梅にとっても、太陽は最高の調味料なのです。

  1. 完成!保存瓶へ
    干し終えた梅は、清潔な瓶に入れて保存します。
    そのままでもおいしいですが、1ヶ月ほど寝かせると味がなじみ、さらにまろやかに。

自家製はちみつ梅の魅力

市販のものと違い、自家製はちみつ梅は甘さや塩分、酸味を自分好みに調整できるのが最大の魅力。
また、添加物を使わずに作れるので、安心・安全。時間と愛情をかけた一粒は、まさに「食べる宝石」です。

梅仕事は“待つ楽しみ”
忙しい日常の中で、ゆっくりと梅が変化していくのを見守る時間は、ちょっとした癒やし。 ひと粒の梅干しに詰まった季節と手間を、ぜひ味わってみてください。


プラムレディの「はちみつ梅」はいかが?

自家製も良いけれど、手軽に本格派を楽しみたいなら、プラムレディの「はちみつ入みなべの梅」がおすすめです。使用するのは、日本一のブランド「紀州みなべの紀州南高梅」。そのふっくらとした果肉に合わせたのは、数十種類の中から選ばれたフランス産の“太陽の蜜”──ひまわりはちみつ。濃厚な甘みが、他にはないまろやかでコクのある味わいを引き出します。塩分は7%にこだわり、安易な減塩で失われがちな梅の健康成分もしっかりキープ。梅干し本来のおいしさと力を、ぜひこの一粒で体感してください。

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