梅干しはジップロックで作ると簡単!作り方から注意点まで解説
梅干し作りに興味がある方のなかには「手作りの梅干しを作ってみたいけど難しそう」「少量の梅干し作りからチャレンジしたい」とお考えの方もいるでしょう。実は、しっかり密閉できるジップロックがあれば梅を漬けることができ、美味しい梅干しを家庭で簡単に作ることが可能です。
今回は、ジップロックを使った梅干しの作り方についてご紹介します。メリットやデメリット、注意点などを詳しく解説しているので、コツを押さえて梅干し作りにチャレンジしてみましょう!
Contents
梅干しはジップロックで作れる 
梅干しは、ジップロックを使って作ることができます。
ジップロックとはジッパー機能の付いた保存袋をいいます。食品を保存するだけでなく調味料を浸透させるなどさまざまな使い方ができ、使い勝手の良さが人気の秘密です。
梅干しを作るのによく利用される保存用の瓶を持っていない方でも手軽に梅干しを作ることができるため、初めて梅干しを作る方にもおすすめの方法です。
ジップロックで作る梅干しの種類
ジップロックを活用して作れる梅干しの種類は、主に以下のとおりです。
- 塩漬け梅干し
- しそ梅干し
- ハチミツ梅干し
瓶で作るときと同様に、主要な手作り梅干しを作ることができます。
ただし、瓶に比べて容量が小さいため、作れる梅干しの量に限界があります。大量に梅干しを作りたい方は瓶などの容量が大きい保存容器で作る方法がおすすめです。
ジップロックを使った梅干しの作り方 
今回は、ジップロックを使って作る王道の塩漬け梅干しと甘くて美味しいハチミツ梅干しの作り方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
塩漬け梅干し
材料
- 黄色く熟した梅 1kg
- 焼酎 50ml
- 塩 200g(梅の20%)
- ふきん
- 竹串
- ホーロー製などの受け皿
- ざる
作り方
- 梅を洗い、ふきんで水気を拭き取る
- 竹串でヘタを取り除く
- 梅に焼酎を吹きかける
- ジップロックに梅と塩を交互に入れる
- 空気を抜きながらジッパーを閉める
- 袋を揉み込み、塩を梅全体にムラなくなじませる
- 6を受け皿に平らにして置く
- 2日から3日ほどで梅酢が上がったら、冷暗所で土用干しの日まで保管
- 梅雨明けの天気の良い日に、梅をざるに並べ3日ほど天日干しをする
- 保存容器に移して冷暗所で保管
※袋を揉み込む際は、1日2回から3回を目安に行いましょう。天日干しでは、上下を返して梅干し全体にまんべんなく日を当てるのがポイントです。
ハチミツ梅干し
材料
- 黄色く熟した梅 1kg
- 焼酎 50ml
- 塩 180g(梅の18%)
- ハチミツ 40g
- 氷砂糖 60g
- ふきん
- 竹串
- ホーロー製などの受け皿
- ざる
作り方
- 梅を洗い、ふきんで水気を拭き取る
- 竹串でヘタを取り除く
- 梅に焼酎を吹きかける
- ジップロックに梅と塩、ハチミツを交互に入れる
- 空気を抜きながらジッパーを閉める
- 袋を揉み込み、塩を梅全体にムラなくなじませる
- 6を受け皿に平らにして置く
- 2日から3日ほどで梅酢が上がったら、氷砂糖を入れよく混ぜる
- 冷暗所で土用干しの日まで保管
- 梅雨明けの天気の良い日に、梅をざるに並べ3日ほど天日干しをする
- 保存容器に移して冷暗所で保管
※基本的な手順は、塩漬け梅干しと同様です。塩をまぶす際にハチミツも一緒に混ぜ、梅酢が上がったら氷砂糖を追加しましょう。
梅干しをジップロックで作る5つのメリット
ジップロックで作る梅干しには、以下のメリットがあります。
- 少量の梅干しを作りやすい
- しっかり密閉できる
- ムラなく漬けられる
- 保管場所に困らない
- 開口部が広く作りやすい
それぞれの特徴をご紹介します。
少量の梅干しを作りやすい
少量の梅干しを作りたいときにおすすめの方法です。
手作り梅干しは、大量の梅を使って一気に作る印象がありますが、大量に作った梅干しの保存に困る方も多いでしょう。とくに、家族が少人数の場合は、大量に作っても食べ切るのが難しい場合もあります。
ジップロックで作る梅干しは、少量を失敗することなく作れるのが嬉しいポイントです。作り方を変えれば、さまざまな風味の梅干しを一度に作ることも可能です。
食べたい分だけ作って梅干しを楽しめるのは、大きなメリットといえるでしょう。
しっかり密閉できる
ジップロックは、密閉力に定評のある商品です。そのため、しっかりと密閉できるのが特徴です。
瓶などの容器を使用した梅干し作りではフタの開閉がしやすく、空気が入る可能性が高い傾向にあります。ジップロックは、絞りながら封をするため、袋内の空気を抜いてしっかりと密閉することができます。
ムラなく漬けられる
ジップロックは、梅酢や塩をまんべんなく馴染ませる際にも活躍するアイテムです。
瓶に入れて梅干しを作ると、液に浸った梅と浸らない梅ができやすく、味にムラが生じる可能性があります。しかし、ジップロックは空気を抜いて液に漬けるため、均等にムラなく漬けられるのが嬉しいポイント。
また、漬けている間に外側から梅を揉み込めば、より浸透が良くなりムラが生じるのを防げます。しっかりと液や塩に漬けられるため、重石を利用せずに美味しい梅干しが作れます。
保管場所に困らない
一般的な梅作りでは一度にたくさんの梅干しを作るため、大きな瓶の保管場所や大量の梅干しを干す場所に困ることがあるでしょう。
しかし、ジップロックは瓶などに比べてスペースを必要としません。そのため、スペースが限られた場所でも保管に困らずに梅干し作りができます。
開口部が広く作りやすい
瓶などを使用して作る梅干しでは、梅酢から天日押しに移行する際に梅干しを取り出す必要があります。開口部が狭いと、梅が取り出しにくく作業に苦戦するでしょう。
ジップロックは袋の上部を左右に引っ張るだけで、袋の口を一気に開くことができます。開口部が広く作業がしやすいため、初めての梅干しづくりでも難なく進められるでしょう。
梅干しをジップロックで作るデメリット
ジップロックを利用した梅干し作りでは多くのメリットがありますが、なかにはデメリットに感じる点もあります。デメリットを事前に把握し、トラブルを回避しましょう。
液漏れが発生する場合がある
ジップロックを使用した梅作りでは、扱い方によってはジップロックから液が漏れる可能性があります。
ジップロックは強く引っ張ったり衝撃を与えたりすると、袋が破れることがあります。耐久性はあまり強いとは言い切れません。そのため、ジップロックを使用する際は丁寧に扱いましょう。
液漏れで周囲を汚したり梅干し作りに失敗したりを防ぐためにはジップロックを二重にする、ホーロー製の受け皿を用意するなどの対策がおすすめです。
空気を抜かないとカビが生える
ジップロックで梅干しを作る際は、しっかりと空気を抜きましょう。
ジップロックは空気を抜くことで密閉できるのが特徴ですが、空気を抜かないとカビが生えてしまいます。美味しい梅干しを作るためにも、袋の外側から圧を加えてしっかりと空気を抜きましょう。
また、保管場所にも注意が必要です。湿気が少なく涼しい冷暗所で保管するのがポイントです。
ジップロックで梅干しを作る際の注意点 

ジップロックで梅干しを作る際は、以下の注意点に気をつけましょう。
- ジップロックの再利用は避ける
- 塩分濃度によって保存性が異なる
ジップロックの再利用は避ける
ジップロックが便利だからと同じ袋をくり返し使うのはおすすめできません。
ジップロックで梅干しを漬けると、袋に梅の匂いや色が移ります。再度利用すると、新しい梅に匂いや色がついて美味しさに影響を与える可能性が考えられます。
また、長時間漬け込むため、袋のなかは見えない菌が増殖しているかもしれません。ジップロックの再利用は控え、その都度新しい袋を使用しましょう。
塩分濃度によって保存性が異なる
梅干しは、塩分濃度の影響を大きく受ける食品です。
たとえば、塩分濃度が20%近い昔ながらの梅干しは、保存期間が1年近く持ちます。10%を切る調味漬け梅干しなどは傷みが早く、保存期間は半年ほどの場合が多いです。
これは、梅干しに含まれる塩分が関係しており、塩を多く含む梅はカビが生えにくく保存性が高いことが分かります。そのため、ジップロックで梅干しを作った際も、塩分の濃度によって保存期間が変動します。
ジップロックで作る梅干しはこのような方におすすめ
ジップロックで作る梅干しは、以下に当てはまる方にとくにおすすめです。
- 梅干し作りに自信がない
- 失敗が怖い
- 少量の梅干し作りから始めてみたい
- いろいろな味を少しずつ楽しみたい
- 梅干し作りに必要な道具がない
ジップロックで作る梅干しは、一般的な梅干し作りで使用する道具が不要です。家にあるもので簡単につくることができるため、誰でも始めやすいでしょう。
少量の梅干し作りからチャレンジできるため、ハードルが下がるのも嬉しいポイントです。上記に当てはまる方は、ぜひジップロックで梅干しを作ってみて下さい!
美味しい梅の購入ならプラムレディ 
ジップロックを使えば簡単に美味しい梅干しをつくることができます。簡単に空気を抜いて密閉できるため、ムラなく梅酢を浸透させられ、保管場所にも困りません。
そのため、初めての梅干し作りにチャレンジしたい方やいろいろな梅干しを少しずつ楽しみたい方にもおすすめです。
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食卓に梅干しを並べて、家族みんなで楽しみましょう!