梅干しの減塩は何パーセントから?1個あたりの塩分量・保存の注意点を丁寧に解説
「梅干しは腐らないって言うけど、塩分濃度次第って本当?」
「健康のために塩分を控えたいけど、梅干しは毎日食べたい…」
「そもそも減塩梅干しって何%からが“減塩”なの?」
スーパーの棚を見ても、塩分5%、8%、10%……とさまざまな数字が並んでおり、こうした疑問は尽きません。
この記事では、減塩梅干しの一般的な定義から、1個あたりの具体的な塩分量、さらには腐らない塩分濃度の真実までじっくり解説します。梅干しを知り尽くした老舗梅干し屋ならではの視点で、あなたやご家族の健康管理に役立つ情報をお届けしたいと思います!
Contents
減塩梅干しは何パーセントから?定義と一般的な数値
まず知っておきたいのは、梅干しにおける減塩の基準です。実は、法律で「何パーセント以下が減塩」と厳密に決まっているわけではありませんが、業界や市場には一般的な目安が存在します。
「減塩梅干し」の目安は塩分10%以下
古来より、家庭で作られてきた伝統的な梅干しの塩分濃度は、およそ18〜20%です。これに対し、現在市場で「減塩」「しそ風味」「はちみつ梅」etc…など人気のある商品の多くは、塩分10%前後に調整されています。
減塩梅干しに明確な法的な基準値はありませんが一般的には、塩分が10%を下回るものが「減塩タイプ」として認識されていると言って良いでしょう。最近では、さらなる健康志向に応えるため、塩分3%以下といった超低塩の商品も登場しています。
「梅干し」と「調味梅干し」の違いを知っていますか?
ところで、パッケージの裏面にある「名称」の欄を確認したことはありますか。梅干しはJAS規格によって大きく2種類に分類されています。
梅干し:塩(または塩としそ)のみで漬け込み、天日干ししたもの。食品添加物を使わない昔ながらの製法で、塩分は高め(18〜20%)です。
調味梅干し:一度塩漬け・乾燥させた梅を、水やアルコールで塩抜きし、その後、はちみつ、かつお節、昆布、しそ、ステビア(甘味料)などで味付けしたもの。市販の減塩梅干しのほとんどはこの調味梅干しに該当します。
減塩を優先するなら、まずはこの“調味梅干し”の中から好みの塩分濃度を探すのをおすすめします!
気になる塩分量と「腐らない」ラインの真実
次に、私たちが実際に摂取する塩分の実数と、気になる保存性について掘り下げてみましょう。
梅干し1個(大粒)の塩分量はどれくらい?
梅干し1個(果肉重量、約15gの大粒サイズを想定)に含まれる塩分量を計算してみると、その差は一目瞭然です。
- 塩分20%(伝統的梅干し):1個あたり 約3.0g
- 塩分10%(標準的な減塩):1個あたり 約1.5g
- 塩分5%(低塩タイプ):1個あたり 約0.75g
厚生労働省が推奨する1日の食塩摂取目標量は、成人男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。塩分20%の梅干しを1個食べると、1日の目標の約半分を摂取してしまうことになります。血圧を気にされる方が低塩タイプを選ぶのは、非常に理にかなった選択と言えます。
塩分は何パーセントなら腐らない?保存性の境界線
「梅干しは一生腐らない」という説がありますが、これは塩分濃度が18〜20%以上ある場合に限った話です。高濃度の塩分には細菌の増殖を抑える強い防腐作用があります。しかし、塩分が15%を下回るとその効果は弱まり、10%以下の減塩梅干しは、安易に放置すればカビが発生してしまう可能性があります。
塩分が少ないとどうなる?減塩梅干しのデメリットと対策
塩分を減らすことは健康に良い一方で、保存性の低下というリスクを伴います。ここで、リスクや対策を整理してみましょう。
低塩分になればなるほど、空気中の雑菌に対して弱くなってしまいます。「梅干しは腐らないから……」と食卓に出しっぱなしにしておいて、気づいたら「カビが生えてる!?」なんてことは想像以上によくある出来事です。特に梅雨以降、夏場は湿度、気温ともに高くなるので要注意!減塩梅干しを購入・開封した後は、必ず冷蔵庫で保管しましょう。また、取り出す際は、口をつけた箸ではなく、清潔な箸を使うことが鉄則です。
賞味期限についても、塩分濃度の高い梅干しは常温保存でも数年持ちますが、減塩梅干しは製造から3ヶ月〜半年程度が一般的です。ただし、これもあくまでも目安。前述した点に気をつけて開封後は早めに食べ切るようにしましょう。
健康的に楽しむ!塩分が高い場合の減塩方法と選び方
「家にある梅干しがしょっぱすぎる!けど、捨てるのはもったいない」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、塩分が高い場合の減塩方法や、よりおいしく減塩習慣を続けるためのコツをご紹介します。
しょっぱすぎる!自宅でできる「塩抜き」の手順とコツ
昔ながらの酸っぱい梅干しでも、自宅である程度塩分を抜くことができます。以下に手順をまとめます。
- 水に浸ける:ボウルに水温40度ほどの水を張り、梅干しを入れる
- 時間を置く:2時間ほど置く(好みに合わせて、数時間から半日ほど置く)
- 保存:水分をよく拭き取る
※塩を抜いた後の梅は防腐力がゼロに近いため、水分をよく拭き取り、必ず冷蔵庫に入れて数日以内に食べ切ってください。

梅干し屋が教える!おいしい減塩梅干しの見分け方
「減塩タイプの梅干しだと味が物足りないのでは?」と心配な方は、ぜひ紀州南高梅のような果肉が厚く、皮が薄い品種を選んでみてください。南高梅は果肉自体にフルーティーな甘みと旨味があるため、塩分を落としても物足りなさを感じにくく、「梅干しを食べた!」という満足感が得られやすいのが利点です。また、昆布やかつおの旨味成分を加えた調味梅干しは、塩分が低くても出汁の力でおいしく食べられる工夫がされています。
酸っぱさだけが梅干しの満足感につながるものではありません。ぜひ、食べ比べをして自分に合う減塩梅干しを探してみましょう♪
1日1個の梅干し習慣を続けるために
それでも塩分が気になる方、塩分を控える必要がある方は、食べ合わせを工夫するのも一つの手です。たとえば、余分な塩分(ナトリウム)を体外へ排出する働きがあるカリウムを多く含む食材(ほうれん草、アボカド、バナナ、納豆など)と一緒に摂取すると、より健康的に梅干しを楽しめますし、料理の下味として梅干しを活用するのも◯。
日本人のDNAに組み込まれた、ふるさとの味梅干し。上手に料理に取り入れて、梅そのものの香りや味わいと紫蘇や出汁とのマリアージュを存分に楽しんでください。
塩分7%の「紀州の梅うす塩」はいかが?
減塩とおいしさ、そして保存性のバランスに悩んだとき、一つの正解となるのが塩分7%の梅干し。プラムレディの「紀州の梅 うす塩」は、健康を気遣う方からも、梅干し本来の風味を大切にしたい方からも、長年愛され続けている自信作です。塩分を下げれば健康には良いけれど、梅干し本来の味がしなくなっては意味がない——そんなジレンマの中で、私たちが辿り着いたのが“塩分7%”という絶妙な数値だったのです。
皮が薄く、絹のようになめらかな食感の紀州南高梅を使った梅干しは、炊き立ての白ごはんにはもちろん、おにぎりや、料理のアクセントにも最適です!「梅干しは塩分が高いから……」と諦める必要はありません。正しい知識を持って自分に合った塩分濃度のものを選べば、梅干しが持つ健康効果を最大限に味方に付けることができます。あなたのライフスタイルにぴったりの“最高の一粒”を見つけて、健やかな毎日を過ごしましょう。



