梅シロップづくりには、完熟梅がおすすめです。冷凍することでより梅の香りや甘味が出るため、美味しい梅シロップをつくることができます。
梅シロップを保管する際は、湿気のない涼しい場所を心がけましょう。事前に瓶を殺菌消毒しておくなどいくつかの注意点も存在します。
今回は、完熟梅シロップの作り方をご紹介します。保存方法や楽しみ方などを知りたい方はぜひ参考にしてください!
梅シロップに向いている梅とは?
梅には青梅と完熟梅がありますが、梅シロップに向いている梅は「完熟梅」です。
以前は、青梅が梅シロップに適していると言われていました。しかし、完熟梅でつくる梅シロップの方が、柔らかな果肉と梅の華やかな香りがより楽しめ、いまでは人気の高いアレンジ方法となっています。
完熟梅の魅力
完熟梅と青梅の違いを比較すると、以下の表のとおりになります。
梅の分類 | 完熟梅 | 青梅 |
実の色 | 黄色やオレンジ | 緑 |
香り | 桃に近い甘い香り | 爽やかな酸っぱい香り |
感触 | 柔らかい | 硬い |
収穫時期の早い青梅は熟していないため硬さや酸味の強い爽やかな香りが特徴です。対して、完熟梅は果肉の柔らかさと甘味のある濃厚な梅の香りを持っています。
さっぱりとした梅シロップがお好みの方には青梅でつくる梅シロップがおすすめですが、梅の甘味を活かしたシロップがつくりたい方は、ぜひ完熟梅でつくりましょう!
梅の健康効果
梅を食べることで得られる健康効果は、主に以下のとおりです。
- 疲労回復効果
- 食欲増進効果
- 動脈硬化予防
梅には、クエン酸が多く含まれています。クエン酸は疲労に関与するといわれる乳酸の生産を抑制したり乳酸を分解して体外へと排出したりする働きがあります。
また、梅の酸味は唾液の分泌を促すため、食欲増進のサポートをしてくれるのも嬉しいポイントです。食欲がなくなりがちな暑い夏に積極的に食べて夏バテを予防しましょう。
そして、血圧の上昇を抑制する効果にも期待ができます。動脈硬化の予防につながるため、梅は高血圧の方にもおすすめの食材です。
完熟梅シロップの作り方
しっかりと熟した梅を使えば、より梅の甘味が広がる完熟梅シロップがつくれます。ここでは、完熟梅シロップの作り方を紹介します。
主な材料
完熟梅シロップで使用する材料は、主に以下のとおりです。
- 完熟梅 1㎏
- グラニュー糖 1㎏
- ホワイトリカー(消毒用)
- 竹串
- 保存用の瓶
- 耐熱容器
主な手順
完熟梅シロップの手順は、主に以下のとおりです。
- 梅を洗う
- 梅を漬け込む
- 梅シロップを保存する
- 梅を取り除く
- できあがり
はじめに、梅を傷つけないよう優しく水洗いをしましょう。へたは竹串で取り除き、布巾で水気を拭き取ります。梅を保存容器や袋に入れたら、冷凍庫で一晩凍らせるのがおすすめです。
次に、凍った梅と砂糖を瓶に入れていきます。瓶に蓋をして、冷暗所で保管しましょう。
保管中は、ときどき瓶をゆすり、シロップが梅に均一にしみ込むようにするのがおすすめです。10日程経ち、梅エキスが出てきたら梅を取り除きます。
シロップを耐熱容器に移し、15分ほど加熱殺菌をします。蓋はせずに瓶を湯煎して行いましょう。
冷めたら、シロップの完成です。冷蔵庫など涼しい場所で保管します。
完熟梅シロップを作る際のポイント
完熟梅シロップをつくる際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 保存用の瓶はよく消毒しておく
- 梅シロップをつくる前に梅を冷凍する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
保存用の瓶はよく消毒しておく
梅を保管する瓶は、カビの発生を防ぐために事前に消毒をしておきましょう。主な消毒方法は以下のとおりです。
- アルコール消毒
- 熱湯消毒
瓶が鍋に入るのであれば熱湯消毒がおすすめです。プラスチック容器を使用する場合は、熱湯消毒で容器が溶ける危険があるため注意しましょう。
瓶本体だけでなく蓋や付属のパッキンなどもしっかりと消毒しておけば、カビのない美味しい梅シロップがつくれます。
梅シロップをつくる前に梅を冷凍する
梅シロップづくりでは、一度梅を冷凍しておくのがおすすめです。
梅の果肉は冷凍すると繊維が壊れて梅のなかからエキスが抽出されやすくなります。梅の香りが華やかになるだけでなく、梅シロップの熟成期間を短縮することもできるため、簡単に美味しく梅シロップがつくれます。
完熟梅シロップを保存する際の注意点
完熟梅シロップを保存する際の注意点は、主に以下のとおりです。
- 1ヶ月を目安に使い切る
- 保存場所に気をつける
注意点を把握しておけば、トラブルを防ぎながら美味しい完熟梅シロップがつくれます。それぞれの注意点を詳しく解説します。
1ヶ月を目安に使い切る
一度開けた梅シロップは、1ヶ月を目安に使い切りましょう。
加熱殺菌を施した梅シロップは、1年ほど保存が効くといわれています。しかし、これはしっかりと密閉された状態の場合です。
保存している瓶を何度も開け閉めすると知らず知らずのうちに雑菌が混入し、時間の経過とともに繁殖していきます。梅シロップの保存瓶を開封したら、1ヶ月を目安に使い切るのがおすすめです。
また、梅シロップは1ヶ月で使い切れる量をつくりましょう。
保存場所に気をつける
梅シロップの美味しさを長く保つには、以下の場所で保管するのがおすすめです。
- 直射日光が当たらない場所
- 湿気の少ない涼しい場所
常温で保管する場合は、上記のような環境で管理しましょう。
また、梅シロップは冷蔵保存や冷凍保存も可能です。冷蔵保存をすれば、冷たい梅シロップが楽しめます。
つくりすぎてすぐに消費できない分は、密閉袋などに梅シロップを入れて冷凍庫で保管しましょう。製氷皿で梅シロップを小分けにすれば、必要な分だけ取り出すことができ便利です。
完熟梅シロップの楽しみ方
甘い香りが特徴的な完熟梅シロップは、さまざまなアレンジが楽しめるのが魅力の1つです。主に以下の楽しみ方があります。
- ドリンクに活用する
- デザートにアレンジする
- 料理のアクセントに添える
ドリンクに活用する
手作りの完熟梅シロップは原液のため、割るだけでさまざまなドリンクとして楽しむことができます。
水やソーダで割れば、大人も子どもも嬉しいさっぱりとした1杯に。お湯割りやカクテルなどお酒にアレンジして飲むのもおすすめです。
また、ヨーグルトと牛乳で割れば、梅シロップのラッシーが簡単につくれます。
デザートにアレンジする
ヨーグルトと砂糖、梅シロップを混ぜ合わせて凍らせれば、梅味のアイスが楽しめます。市販のアイスに完熟シロップをかけるだけでも、梅の酸味と完熟した甘味が活かせるため、いつもよりも特別感のあるデザートに。
濃厚なシロップに水やゼラチンを混ぜれば、簡単にゼリーが完成します。夏には、かき氷のシロップとして活用するのもおすすめです。
料理のアクセントに添える
完熟梅シロップは、ドリンクやデザートだけでなく料理にも活用できます。
醤油ベースのドレッシングに混ぜれば、梅の香り漂う1品が完成します。魚料理に加えれば、臭み消しとしても使えるでしょう。
酢の物に入れれば、梅の酸味と甘味が活かせ、お酢の強い酸味が苦手な方でも食べやすいさっぱりとした1品ができあがります。
完熟梅のシロップは、さまざまなジャンルに対応できる万能シロップともいえるでしょう。
美味しくておすすめの完熟梅ならプラムレディ
完熟梅シロップづくりでより美味しい梅を使いたい方は、「プラムレディ」の完熟梅がおすすめです。
プラムレディで販売する完熟梅は、和歌山県のみなべ町で採れた品種の良さが自慢の梅です。種が小さく果肉が肉厚で食べごたえがあります。
また、お好みの量とサイズが選べるのも嬉しいポイントです。2kgから10kgまでの3タイプから選択でき、中玉サイズから特大サイズまでご用意しています。
そして、手作業で1つ1つ選別された梅を産地直送でお届けします。プラムレディの梅は、良質な梅を楽しみたい方におすすめです。
さまざまな梅商品も勢ぞろい
プラムレディには、完熟梅だけでなく数多くの魅力的な梅製品が揃っています。
とくに、梅干しの種類が豊富にあり、昔ながらの製法でつくられた「昔ながらの梅福茶梅(白干し) 」やはちみつの甘さが特徴の「はちみつ梅」、しその香り漂う「紀州しそ漬梅 (しそ梅)」などが人気です。
また、「紅白セット(700g×2入)」などの詰め合わせ商品は大切な方へのギフトにぴったりです。ご家庭用はもちろん、プレゼント選びにはぜひプラムレディをご活用ください!
完熟梅でシロップをつくってアレンジを楽しもう
梅シロップづくりには、完熟梅がおすすめです。完熟梅を冷凍することで、より梅の香りや甘味が出るため、青梅でつくるよりも梅の風味豊かな美味しい梅シロップをつくることができます。
ただし、梅シロップを保管する際は、湿気のない涼しい場所を心がけましょう。事前に瓶を殺菌消毒しておけば、カビの発生予防につながり長期保管が可能です。
より美味しい梅でシロップをつくりたい方は、プラムレディの完熟梅を活用してみてはいかがでしょうか。肉厚な果肉で梅の甘味や酸味のバランスが良いみなべ町直送の梅は、その品質の良さから多くの人気を集めています。
美味しい梅でシロップをつくり、アレンジを楽しみましょう!