しそ梅干しの干し方と作り方を徹底解説!しそ(紫蘇)を入れるタイミングや漬ける期間、干した後の活用法までプロが伝授
手作りの醍醐味である、鮮やかで香り豊かな「しそ梅干し」。お家で作る昔ながらの味わいは格別ですが、「しそを入れてから干すまでにどのくらいかかる?」「梅1kgに対してしそは何グラムが正解?」など、いざ仕込もうとすると手順や量に迷ってしまいますよね。また、「残った梅酢は捨てるの?」「干した後のしその使い道は?」といった、漬けたあとの疑問を抱える方も少なくありません。
そこで今回は、梅干しにしそを入れるベストなタイミングから失敗しない干し方のコツ、残った梅酢やしそのおいしい活用アイデアまでプロが徹底解説!すべての疑問をスッキリ解消して、あなたもお家で最高のしそ梅干しを仕込んでみませんか。
Contents
失敗しない、しそ(紫蘇)梅干しの作り方と基本の疑問
まずは、しそ梅干し作りのスタートダッシュとなる基本情報です。どれくらいの量が必要なのか、いつ入れるのかなど、最初の疑問を解消しましょう。
しそ(紫蘇)梅干しの作り方と梅1kgに対してしそは何グラム?の正解
梅1kgに対して、赤しそは200g程度が目安です。もっと鮮やかな赤色にしたい場合は、300g程度まで増やしても問題ありません。作り方は、洗ってしっかり水気を切った赤しそに、塩(しその重量の約15〜20%)を振り、よく揉んでアクをしっかり絞り出します。そこに漬けておいた梅から上がってきた梅酢を少量加え、赤く発色させたものを、梅が入った容器に投入します。
梅干しにしそ(紫蘇)を入れるタイミングは?
赤しそを入れるタイミングは、梅を塩漬けし、梅酢がひたひたに上がってきた頃です。一般的には梅を漬けてから数日〜1週間程度が目安となります。
梅干しに赤しそ(赤紫蘇)を入れないとどうなる?
赤しそを入れない梅干しは「白干し梅」と呼ばれます。シンプルで酸味と塩気が際立ち、料理の素材として非常に使いやすいのが特徴です。一方、赤しそを入れると「しそ梅干し」になり、美しい赤色に染まり、香りが豊かで抗菌作用も加わります。
梅干し用の赤しそ(赤紫蘇)はそのまま置いておける?
赤しそは傷みが非常に早いため、生のまま長期間置いておくことはできません。手に入れたらその日のうちに塩揉みして、下処理を済ませるのが鉄則です。

しそ(紫蘇)を入れてから干すまでの期間と梅酢の扱い方
赤しそを投入したあと、夏の土用干しを迎えるまでどのように管理すればよいのでしょうか。
梅干しにしそ(紫蘇)を入れてから干すまでどのくらいかかる?
赤しそを入れてからは、梅全体が美しい赤色に染まるまで待つのですが、期間の目安としては、梅雨明け(7月下旬頃)までの約1ヶ月間が一般的です。この間、冷暗所でじっくりと味をなじませます。
梅干しの汁(梅酢)は捨てるの?
梅干しを漬けている間に出てくる汁は、絶対に捨てないでください!この汁、梅酢は保存料や着色料の役割も果たしており、これがないと梅干し作りは成り立ちません。また、梅酢は梅の栄養と旨味が凝縮された黄金の液体で料理に活用できます。
赤梅酢の保存方法とおすすめの活用レシピ
残った赤梅酢は、清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保管しましょう。お酢の代わりにドレッシングのベースにしたり、お漬物(浅漬けや新生姜の甘酢漬け)を作る際に加えると、美しいピンク色と爽やかな風味が楽しめます。
天日干しのコツと干した後のしそ(紫蘇)の使い道
夏の強い日差しが降り注ぐ土用干しは、梅干しの完成度を左右する大切な工程です。
梅干しと一緒にしそ(紫蘇)も干すの?
土用干しをする際、赤しそも梅と一緒に干しましょう。ザルの上に梅を重ならないように並べ、その隙間に赤しそも広げて干しましょう。3日間、日中はしっかりと太陽に当て、夜間は梅酢に戻すか、屋内で保管します。こうすることで、梅と赤しその風味が一体化します。
干した赤しそ(赤紫蘇)を梅酢に戻すには?
干し上がった赤しそを長期保存したい場合は、保存容器に入れ、ひたひたになる程度の梅酢を注ぎます。これで赤しそがしっとりと戻り、またいつでも使える状態になります。そのままチャック付き袋に入れて空気を抜き、大切に保管しましょう。風味と鮮やかな色を保つため、保存は冷蔵庫がおすすめです。
梅酢に戻した赤しその絶品消費レシピ5選
まさに、梅干し作りは捨てるところナシ!梅酢に戻した赤しそは、ふりかけ(ゆかり)にする以外にも、その爽やかな酸味と塩気を生かした絶品おかずとして活躍します。毎日のお弁当や夕食に大活躍する、プロおすすめの消費レシピを5つご紹介します。
お弁当の定番!赤しそと鶏ささみのくるくる巻き
さっぱりとした鶏ささみと、赤しそは相性抜群の組み合わせです。切り口が綺麗なピンク色になり、お弁当の主役やおつまみにぴったりです。
材料(2人分)
鶏ささみ:4本
梅酢に戻した赤しそ:4〜8枚(大きさに合わせて調整)
片栗粉:適量
サラダ油:大さじ1/2
〈合わせ調味料〉醤油:大さじ1、みりん:大さじ1
手順
- 鶏ささみは筋を取り、観音開きにしてから、めん棒などで薄く叩き伸ばします。
- 広げたささみの上面に、水気を軽く絞った赤しそを隙間なく敷き詰めます。
- 端からクルクルと隙間がないようにきつく巻き、ロール状にします。
- 全体に薄く片栗粉をまぶします。
- フライパンにサラダ油を熱し、巻き終わりを下にして並べ、中火でコロコロと転がしながら全体に焼き色をつけ、中まで火を通します。
- 仕上げに〈合わせ調味料〉を回しかけ、強火でタレを全体にしっかり絡めたら完成です。
さっぱりジューシー!赤しそ肉巻き大根
ジューシーな豚肉に、赤しそと大根を巻き込んで焼き上げるボリュームおかずです。豚肉の脂と大根のみずみずしさに、赤しその酸味が絶妙にマッチします。夏場は大根を茄子やピーマンに変えても美味ですよ♪
材料(2人分)
豚バラ薄切り肉(またはロース薄切り):200g
大根:5〜6cm
梅酢に戻した赤しそ:豚肉の枚数分
塩・コショウ:少々
ごま油:大さじ1/2
手順
- 大根は皮をむき、1cm角の拍子木切りにします(耐熱皿に並べてふんわりラップをし、電子レンジ600Wで約1分半加熱しておくと時短になります)。
- 豚薄切り肉を広げて軽く塩・コショウを振り、その上に水気を絞った赤しそを乗せます。
- 手前に大根を2〜3本置き、豚肉ときっちり巻きつけます。
- フライパンにごま油を熱し、肉の巻き終わりを下にして並べます。
- 中火で全面にこんがりと焼き色がつくまで焼き、大根に火が通ったら完成です(赤しその塩気があるため、味付けはこれだけで十分おいしく仕上がります)。
ご飯が進む!赤しそとちりめんじゃこの自家製生佃煮
干して梅酢に戻した赤しそを、贅沢に大量消費できる常備菜です。甘酸っぱさとじゃこの旨味が凝縮され、おにぎりの具や冷奴のトッピングに最高です。
材料(作りやすい分量)
梅酢に戻した赤しそ:ふんわり1カップ分程度
ちりめんじゃこ:30g
白いりごま:大さじ1
ごま油:大さじ1
〈調味料〉みりん:大さじ2、砂糖:大さじ1/2、醤油:小さじ1
手順
- 赤しそはしっかりと水気を絞り、包丁で細かくみじん切りにします。
- フライパンにごま油を熱し、ちりめんじゃこを入れて弱火でカリッとするまで炒めます。
- 刻んだ赤しそを加え、全体に油が回るように中火でさっと炒め合わせます。
- 〈調味料〉をすべて加え、弱火で水分が飛ぶまで汁気を飛ばしながら、じっくり炒め煮にします。
- 仕上げに白いりごまをたっぷり振り、全体をさっくり混ぜ合わせたら完成です。
夏の食卓の救世主!赤しそ香るたたききゅうりの浅漬け
包丁を使わず、ポリ袋一つでできる超簡単スピードメニューです。赤しその鮮やかなピンク色が染まった、見た目にも涼やかなきゅうりの浅漬けです。塩気を抑えて、塩昆布を和えても◯。
材料(2人分)
きゅうり:2本
梅酢に戻した赤しそ:3〜4枚
塩(きゅうり下処理用):小さじ1/3
赤梅酢:小さじ1〜2(お好みで調整)
ごま油:小さじ1
手順
- きゅうりは洗ってヘタを切り落とし、ポリ袋に入れて麺棒などで叩いて食べやすい大きさに砕きます。
- 袋に塩を振り入れて軽く揉み、10分ほど置いて出てきた水分をしっかりと絞り捨てます。
- 赤しそを細かく刻んで同じポリ袋に投入します。
- さらに赤梅酢とごま油を加え、袋の上から全体をよく揉み込みます。
- 冷蔵庫で30分ほど冷やして、味がしっかり馴染んだら完成です。
爽やかなコク!赤しそと長芋の梅マヨ和え
シャキシャキとした食感が楽しい長芋を、赤しそとマヨネーズで和える洋風アレンジです。マヨネーズのコクが赤しその酸味を包み込み、子どもでも食べやすい味になります。梅マヨ和えは、各種野菜だけでなく肉料理にもピッタリ!さまざまな料理でアレンジを楽しんでください。
材料(2人分)
長芋:200g
梅酢に戻した赤しそ:2〜3枚
マヨネーズ:大さじ1.5
ハチミツ(または砂糖):小さじ1/2
刻み海苔:適量
手順
- 長芋は皮をむき、1cm角の拍子木切り(または一口大の乱切り)にします。
- 赤しそは水気を絞り、包丁で細かくみじん切りにします。
- ボウルに刻んだ赤しそ、マヨネーズ、ハチミツを入れてよく混ぜ合わせ、特製ソースを作ります。
- ボウルに長芋を投入し、ソースが全体に均一に絡むように優しく和えます。
- お皿に盛り付け、仕上げに刻み海苔をたっぷり盛り付けたら完成です。

極上のしそ梅干しを作るなら紀州南高梅がベスト!
しそ梅干しは、梅と赤しそという日本の伝統的な健康食材の相乗効果で生まれる、まさに食卓の宝物です。下処理さえ丁寧に行えば、初心者の方でも失敗なくおいしい梅干しを作ることができます。今回ご紹介した干し方や活用術を参考に、ぜひあなたも手作りのしそ梅干しに挑戦してみてください。
最後に。
梅干しの出来栄えを左右するのは、やはり梅そのものの品質です。そこでおすすめしたいのが、最高級品種と名高い紀州南高梅!紀州南高梅は、皮が薄く肉厚で、赤しその香りをたっぷりと吸い込み、とろっと柔らかくおいしい梅干しに仕上がります。
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