紀州で育まれた南高梅と伝統の味 | 梅干し・特産品の通販

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梅干しを手作りしたとき、梅からじわっと出てくる赤や透明の液体——それがうわさの「梅酢」です!

「これってただの汁?」と捨ててしまう方も多いのですが、実はこの梅酢、栄養たっぷりで驚くほど使い道の広い万能調味料なんです。そのまま料理に使えば、塩味と酸味が絶妙なアクセントになり、さらに疲労回復や抗菌作用など、うれしい健康効果まである優れもの。

この記事では、そんな梅干し作りの副産物である梅酢の魅力と、毎日の食卓で生かせるアイデアレシピをたっぷりご紹介します。梅酢の意外なパワーを知れば、もう二度と捨てられなくなるはずです♪


梅酢とは

梅酢(うめず)は、梅干しを作る過程で自然に生まれる副産物です。梅に塩をまぶして漬け込むと、梅から水分が出てきます。この液体が「梅酢」と呼ばれるもので、梅の栄養が凝縮されており、強い塩味と酸味が特徴です。赤紫蘇を一緒に漬ければ「赤梅酢」、紫蘇を使わなければ「白梅酢」になります。梅酢は、昔から日本の家庭で調味料や保存料として使われてきました。

料理では、ドレッシングや酢の物、漬物、唐揚げの下味、炊き込みご飯など、さまざまな場面で活躍します。梅の風味を生かしつつ、塩分や酸味で食材の鮮度を保ち、味に深みを加えるのが魅力です。

梅酢が持つ健康効果も知りたい!

1. 疲労回復効果

梅酢にはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は体内でエネルギーを作る「クエン酸回路(TCAサイクル)」の重要な成分で、疲労物質である乳酸の分解を助ける働きがあります。これにより、運動後や長時間の仕事でたまった疲れを早く回復させる効果が期待できます。また、梅酢に含まれる有機酸は血液の循環を良くして新陳代謝を活発にするため、疲労回復だけでなく体調を整える効果もあります。

2. 消化促進・整腸作用

梅酢の酸味は胃酸の分泌を促し、食欲増進や消化のサポートに役立ちます。特に脂っこい食事や食べ過ぎた後に梅酢を使った料理を食べると、消化がスムーズになると言われています。また、梅酢にはクエン酸や酢酸などの有機酸が腸内の善玉菌の活動を助け、腸内環境を整える整腸作用があります。腸内環境が良くなることで便秘の改善や免疫力アップにもつながります。

3. 抗菌・殺菌作用

昔から梅干しは「防腐剤」として重宝されてきましたが、その梅干しから出る梅酢も強い抗菌・殺菌作用を持っています。梅酢に含まれる酸性の成分が、食中毒を起こしやすい細菌の繁殖を抑え、食品の保存性を高める役割を果たしています。この抗菌作用は食中毒予防に役立つだけでなく、口内環境を清潔に保つのにも有効です。

4. 美肌効果

梅酢に含まれるクエン酸は、肌の代謝を促進し、古い角質の除去やターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促す効果があります。また、抗酸化作用のある成分も含まれており、肌の老化を防ぎ、しっとりとした健康的な肌を保つ手助けをしてくれます。さらに、梅酢に含まれるミネラルが肌のバリア機能をサポートするため、乾燥肌や敏感肌の改善にも期待されています。

5. 血液サラサラ効果・生活習慣病予防

梅酢のクエン酸や有機酸は、血液をサラサラにし、血行を促進する効果があるとされています。これにより、高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に役立つ可能性があります。さらに、梅酢に含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質が活性酸素を抑制し、細胞の酸化ストレスを軽減するため、生活習慣病のリスクを下げるサポートにもなります。

6. ダイエットサポート

梅酢の酸味は食欲を適度に刺激し、満腹感を得やすくする効果があります。また、クエン酸は脂肪の燃焼を促進する働きもあるため、運動と組み合わせることで効率的にダイエットをサポートします。さらに、腸内環境の改善が代謝アップにつながり、健康的な体重管理に役立つとされています。

ただし、注意点もあり!

塩分が高い

梅酢は塩分を多く含むため、摂り過ぎると高血圧やむくみの原因になることがあります。特に塩分制限がある方は注意が必要です。

酸が強い

酸味が強いため、空腹時に大量に飲むと胃を刺激して胃痛や胸やけを引き起こすことがあります。適量を守り、食後に摂るのがおすすめです。

保存状態に注意

梅酢は酸性で保存性が高いですが、不衛生な環境で保管するとカビが生えることがあります。清潔な容器で冷暗所に保存し、変色や異臭があれば使用を控えましょう。


梅酢(梅干し)を作ってみよう!〜ジップロックで簡単レシピ〜

梅干し作りは手間がかかると思われがちですが、実はジップロックを使えば、家庭でも簡単に作ることができます。梅干しを漬ける過程で自然とできる「梅酢」も、料理や保存に活用できる万能調味料です。今回は基本の材料と手順を、初心者でも取り組みやすい形でご紹介します!

材料(梅1kg分)

  • 完熟梅(黄色くなったもの)…1kg

  • 粗塩(天然塩)…梅の20%(約200g)

  • 焼酎またはアルコール…少量(道具・梅の消毒用)

  • ジップロック(Lサイズ)…1枚

  • 竹串や爪楊枝…梅のヘタ取り用
  • お盆やバット…液漏れ対策用

※減塩したい場合は塩を15%程度に調整。ただし傷みやすくなるため注意。

手順

  1. 梅の下ごしらえ
    梅は水で洗い、ザルにあげて水気をしっかり拭き取ります。竹串や爪楊枝を使ってヘタを取り除きましょう。

  2. 道具の消毒
    保存袋の内側や手、使用する器具は焼酎やアルコールで拭いておくと、カビ防止になります。

  3. 塩漬けする
    ジップロックに梅と塩を交互に入れます。空気をしっかり抜いて口を閉じ、袋の上から全体を軽くもんで塩が梅にまんべんなく付くようにします。

  4. 梅酢が上がるまで保存
    冷暗所で保存し、1日に1回ほど袋をやさしく揺らして塩をなじませます。2~5日ほどで梅から水分が出てきて、袋の中に梅酢がたっぷり上がってきます。このとき必ずバットを敷いて、液漏れ対策をしておきましょう。

  5. 梅干しの完成(干す場合)
    そのままでも「梅漬け」として食べられますが、梅干しにするなら晴れた日に3日間ほど天日干しします。ザルに並べて日中は日光に当て、夜は室内へ。裏返して均等に乾かすと、風味がよくなります。

さて、ここで忘れてはいけないのが今回の主役は「梅酢」であること。梅干し同様に、出来た梅酢は清潔な瓶に入れて冷暗所で保存してくださいね♪


梅酢を使ったおすすめレシピを教えて!

ここからは、捨ててしまうのはもったいない万能調味料「梅酢」を使ったレシピをご紹介していきます。市販の酢の代わりに使うだけで、風味がぐっと豊かになりますよ。

料理に使えば塩味と酸味、梅の香りが絶妙で、さっぱりとした味わいに仕上がるので、まずは料理に、チャレンジできる方はデザートやドリンクにもご活用ください。

梅酢ドレッシング

材料

  • 梅酢:大さじ2

  • オリーブオイル:大さじ3

  • はちみつ:小さじ1

  • 醤油:小さじ1

作り方

  1. ボウルに梅酢、オリーブオイル、はちみつ、醤油を入れてよく混ぜる。

  2. 野菜を器に盛り、ドレッシングをかけて和えるだけ。

梅酢の酸味を、オイルとはちみつでまろやかに。お好みですりおろしたにんにくや、黒胡椒を足しても美味。


梅酢でさっぱり?!唐揚げ

材料(2人分)

  • 鶏もも肉:300g

  • 梅酢:大さじ2

  • 醤油:小さじ1

  • すりおろし生姜・にんにく:各小さじ1

  • 片栗粉:適量

  • 揚げ油:適量

作り方

  1. 鶏肉を一口大に切り、梅酢・醤油・生姜・にんにくで10〜15分ほど漬ける。

  2. 片栗粉をまぶして、180℃の油でカラッと揚げる。

  3. お好みで千切りキャベツなどを添えて完成。

梅酢の効果でお肉がやわらかくなり、後味もさっぱり。食欲が落ちがちな夏にもぴったりの一品です。


梅酢の風味がアクセントに!豚肉の生姜焼き

材料(2人分)

  • 豚薄切り肉:200g

  • 梅酢:大さじ2

  • 醤油:大さじ1

  • みりん:大さじ1

  • すりおろし生姜:小さじ1

  • サラダ油:適量

作り方

  1. ボウルに梅酢、醤油、みりん、生姜を混ぜる。

  2. 豚肉を1に10分ほど漬け込む。

  3. フライパンに油を熱し、豚肉を焼き色がつくまで焼く。

  4. 漬け汁を加えて絡めながら炒めれば完成。

梅酢の酸味が豚肉をさっぱり仕上げ、ご飯によく合います。


ほのかに梅酢香る、鮭のホイル焼き

材料(2人分)

  • 鮭切り身:2切れ

  • 梅酢:大さじ2

  • しめじ:1/2パック

  • 玉ねぎ:1/2個(薄切り)

  • バター:10g

  • 塩・こしょう:適量

  • レモン(お好みで):適量

作り方

  1. アルミホイルに玉ねぎ、しめじを敷く。

  2. 鮭に塩・こしょうをふり、梅酢をかけてホイルの上にのせる。

  3. バターをのせて包み、180℃のオーブンで15〜20分焼く。

  4. お好みでレモンを絞って召し上がれ。

鮭はその他、白身魚でもOK。梅酢が魚の臭みを抑えてくれるので、魚嫌いの方でも楽しめるかも?


梅酢ゼリー

材料(4個分)

  • 水:300ml

  • 粉寒天:2g

  • 砂糖:大さじ2〜3(好みで調整)

  • 梅酢:大さじ2

作り方

  1. 鍋に水と寒天を入れて加熱し、沸騰後1〜2分混ぜながら煮溶かす。

  2. 火を止めて砂糖と梅酢を加え、混ぜる。

  3. 型に流し入れて、冷蔵庫で1〜2時間冷やし固めれば完成。

ほんのり梅の香りと酸味が爽やかなゼリー。甘さの中にちょっぴり塩気が感じられる大人のデザート。見た目も涼しげ。お子様向けに、お好みでフルーツを加えても◎。


梅酢ジンジャーティー

材料(1杯分)

  • 紅茶(ホット):1杯分

  • 梅酢:大さじ1

  • はちみつ:小さじ1

  • すりおろし生姜:小さじ1/2

作り方

  1. 温かい紅茶に梅酢、はちみつ、生姜を加えてよく混ぜる。

  2. お好みでレモンを添えても◎。

体を温めながら梅酢の酸味と生姜の辛味が楽しめるヘルシードリンクです。

他にも梅酢は「漬物」「酢の物」などさまざまな料理に使えます。冷蔵庫でしっかり保存すれば、長く楽しめる万能調味料です。ぜひ梅干しと共に、毎日の食卓に取り入れて、自然の恵みを味わってみてください。


梅酢を作るのはちょっと無理…そんな方におすすめ「無添加梅酢(1L)」

梅干し作りの副産物である「梅酢」。せっかくだから余すことなく、梅干しも梅酢も楽しみたいですよね。あれ、でも……。

「梅酢って梅干しを作らないとダメだよね!?」

肝心なことに気づいてしまった皆さん、ご安心ください。プラムレディでは「無添加梅酢(1L)」を販売しております!

「無添加梅酢(1L)」は、お酢のようなツンとした独特な匂いは無く、梅の自然な酸味としょっぱさが特徴で、料理のアクセントに最適です。レシピでもご紹介したように、炒め物や煮物、酢の物など、梅酢を使うことで味に奥行きが生まれ、素材のおいしさを一層引き立てます。また、梅酢は食材の下処理の際にも役立つので、肉や魚を梅酢に漬けて、臭み取りや旨みの引き出し効果が期待できます。

ぜひ「梅酢」を日々の食卓でご活用ください!

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